nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

『自分の時間を取り戻そう』を読んで

 2017年初の投稿は、この本を読んだ感想です。

 それは、ブロガーとして非常に高名なちきりんさんが書かれた本です。

 

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 

  この本を読むきっかけとなったのは、自分の生産性に疑問を感じたからです。

 この本では、4名のケーススタディが出てきます。4名とも職場、家庭に仕事を抱えて、毎日をこなしていくのに非常に苦労する様子からはじまっていきます。

 ケーススタディの紹介では、たしかにこういう家庭や人は多いかもと感じました。

 

 で、この本の言いたいことは、一言で言うと「全部、自分でやろうとしないこと」です。自分ができることには限界があり、それに気づいて足りない点に関しては他人にゆだねること、あるいは、やらないという選択肢をとることなどが紹介されています。

 上記の内容としては、それほど新奇性はないのですが、深層学習の話など、今後の時代の変化によっては、労働のスタイルが大幅に変わっていくと言う、ちきりんさんの未来予測はたのしく読ませてもらいました。

 

 そして、この本の最後に、ケーススタディのちきりんさんなりの解決ストーリーが示されています。多くの方が、それは理想だろうと思われるかもしませんが、そう考えずに、すこしずつ改善していけば、ちきりんさんのいう楽なスタイルへの移行はできると思いました。

 

 ここで、私から一言。ちきりんさんの本の中では触れられていなかったのですが、末端の会社員で複数の仕事をかかえてアップアップしていた状態はどうするのか?
 ケーススタディではなかったので、あえて私が答えを書きます。

 それは、自分の直属の上司にとって、最も重要な仕事を最優先して終了させることです。それ以外の仕事は後回しにしてもいいのです。
 たしかに、優先順位を下げた仕事は終了せずに、上司から叱られるでしょう。でも、そこで人生は終わりではありませんし、変に考え込む必要はありません。

 何も進捗がなければ、問題でしょう。でも、最重要の仕事については手をつけているのですから、それ以外は上司にアドバイスをもとめましょう。

 仕事を終了させる最終的な責任は上司にあります。そのことがわかっている上司は、あなたに適切なフォローアップをしてくれるはずです。逆にそれをしない上司は、あなたにとって害になる可能性が高い。これを認識しておきましょう。

 

 昨年に起きた、電通のOLさんの自殺事件も、この判断ができていれば、回避できたのではないかと思います。企業内だと同調圧力もあり、なかなか自分を正確に認識するのが難しいと思いますが。

 

 著者のちきりんさん、イラスト担当の北川剛之さん、装丁担当の萩原弦一郎さん、徳永裕美さん、校正担当の加藤義廣さん、編集担当の横田大樹さん、制作進行担当のダイヤモンド・グラフィックの皆様、ダイヤモンド社の皆様、労働のあり方に関して参考になる本を出版していただきありがとうございました。

 

最近、読んでいる本:2016年7月4日

 最近、高額の本を購入した一例をあげると、「ニューヨークタイムズの数学」である。これは、ニューヨークタイムズに掲載された数学のエッセイらしい。まだ、読んでいないのですが、これから時間を作って読む予定です。

 さて、最近読んだ本といえば、これです。

ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方

ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方

 

  実は、最初から最後まで読んだのではなく、つまみ食いをしながら読み直しました。

 ディマティーニさんの本は、翻訳されている本はけっこう読んできました。内容はけっこう似たりよったりの感じがしないのでもないのですが、それだけ著者の根幹の部分がぶれないということなのだと感じています。

 この本では、自分の人生に関して追求が行われています。追求するためのワークがあり、これを実践すると(ほとんどの人はやらないのだが)、自分の求める生き方が見えてきます。

 ディマティーニさんが紹介する一連のエピソードを通じて、学ぶことができます。

 ポイントは、人間は7つの分野(お金、家族… 残りは、この本を読んでみてください)に独自の価値観を作り上げているとのこと。それはただ一人として同じものではない。

 そのため、この価値観に沿うものであれば、大きな力を発揮しますが、逆の場合は…

 すぐわかりますよね。そういうことです。

 これを解決するための視点をエピソードを通じて与えてくれています。

 

 読んでみて、ワークをやってみましょう。で、私のようにワークを強制されないとできない人は、私のようにディマティーニさんのセミナーに参加してみましょう。大きな気づきがあると思います。

 

 この本で語られていることではなかったかもしれませんが、ディマティーニさんが専門分野を極めるために、普通2、3冊の本が紹介されたとしても、最低20冊は読んだとのこと。これが普通の人とディマティーニさんとの立場の違いを分けたとディマティーニさんは説明していたことがあります。

 最近、気がついたのですが、ディマティーニさんと普通の人の差はそれだけでないように思えました。

 というのは、普通の人はまともに本を読んでいないと思うからです。

 

 ディマティーニさんがやっていた読書は次のスタイルをとっていたように思えるのです。

 ①注意深く読む。

   ディマティーニさんが読字障害を抱えていたため、いやでもこのスタイルを貫かざれえなかった。普通の人はスムーズに読めてしまうので、正しい内容を把握できない場合があります。これは、間違えて理解して、間違いに気づきにくいことがあるということを意味しています。

 ②何回も読む。

   ディマティーニさんは読字障害のために、一度の読書では完全に理解できなかったはず。何度も読むことで長期記憶に知識が蓄積されていきます。

 ③多数の類書を読む。

  そして、ディマティーニさんが語っていたこれです  

 

 ディマティーニさんはあまり①、②を触れていないのですが、これらを無視していけないことだと思います。絶えず読書に時間をかけていった姿勢が、彼のスピーチからは感じられるのです。

 話は途中から大きく脱線しましたが、人が言葉にしていない事柄に気づいていきたいものですね。3通りの読み方をこなしていきます。

 

 

最近、読んでいる本:2016年7月3日

 京都造形芸術大学の社会人教育のコースの課題を先日から進めていたため、ブログの更新ができていませんでした。すいません。

 最近、読んでいる本は、以下の通りです。

「病は気から」を科学する

「病は気から」を科学する

 

  だいたい80%ほど読み終えたところだろうか?薬だけではなく、気というものが病に対して行うことは何かの視点で、探っていく内容の本です。

 気をしっかりもつことが非常に重要な要素になります、がしかし、現代の医療も不可欠であるという著者の主張には、私は今ひとつしっくりこないのです。

 理由は、この本で語られている数々の事例が、それを強く強調しているからなのです。偽物の事例でなければ、これらはあまりに大きな事例です。そして、これらは気を、心のコントロールが非常に重要であることを示唆してくれます。

 これらの事例を見る限り、実は西洋医学にあまり接近しないほうがいいのではないかと言わざるえないです。

 はたして、真実はいずこにあるのか?それは80%読了した今も不明。

 内容を振り返ると、心の思考のあり方、瞑想、電気信号での刺激など、数多くの事例は、心の、気の持ちかたの重要性を語っています。私の私見ですが、気持ちを制御することで、暴飲暴食や自暴自棄の行動がなくなることでの効果が非常に大きいのではないだろうか?そう考えた時、患者のアクション(特に日常生活の習慣)への追求が、描写がイマイチな感じがしています。

 著者が患者としての体験談として語った妊娠&出産の話以外は、患者や医師へのインタービューなので、本当の姿をどの程度著者の中で検証して、表現しているのかが、今ひとつ見えてこなかった。本の内容をそうなのか?と受け取るだけの自分がちょっと残念な感じがしています。

 瞑想に大きな効果があるのは、よく聞く話なので、再度実践します。たしか、2分間の瞑想でも本人は変わると言われているので。

 

明日の空

明日の空

 

 貫井さんの作品を読むのは、この作品が初めてです。

 この小説では、主人公の少女が、アメリカの学校から日本の高校に転校してきたところから、始まります。そして、主人公と好青年との交際が始まるのです。しかし、交際が進むにつれて、なぜか、様々なすれ違いが生じてきます。主人公の少女から見ると、不思議な出来事が多数発生して、交際を邪魔されるのです。そして、交際は消滅。

 なぜなのかは、III部で明らかにされます。ただ、一言で言えば、残念な作品です。じつは序盤は非常に好印象だったのですから。

 

 なぜ、残念かというと、後半はミステリーの種明かしに移っていきますが、種のあかし方が、実に乱暴な展開だからです。

 で、思ったのですが、この本では、著者がもうすこし深堀りして描こうとした主人公の少女の世界を編集者が強制的に削除したのではないか?

 そう考えると、無理やりある程度のページに押し込んだような印象がすっきりときます。I部、II部、III部の展開のつながりをもう少し大事にしてほしかったです。始まり方が非常に好印象だっただけに、非常に残念です。

 

 たとえば、TVドラマのイメージで語ると、種をあかして、ああそうという感じではなく、もっと深く過去に遡り、つながりある出来事を振り返ってから、「あのときは…」という感じで主人公が事実を見出していくようになるではないかと思います。

 なぜなら、高校から大学時代の時期は、いろいろな人たちと出会います。1つの恋愛がそれほど、強く印象に残るとは思えません。数年前のことを思い出すのには、時間をかけて振り返る必要があるので、この本では、その手間を省きすぎている感じがしています。

 もうちょっと、III部に関して、ページを割いて、他者から主人公の少女に対してのやりとりをうまく描いていければ、非常によい作品になったと思います。

 貫井さんの作品は、今後も購入していきたいと思います。

 

 

 

 

 

最近、読んでいる本:2016年6月29日

 このタイトルで書かれた記事は、ショートショートの本の感想文になっていますね。

 

 1冊、びっしりとした書評を書かなくてもいいと思うと、すごく気楽になれます。

 こんな感じで書評を書ければ、定期的に更新できそうですね。

 

 最近、読んでいる本は以下のとおり。

  • 集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? 千田琢哉
集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? (「成功する人」が持っている目標実現のスキル52)

集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? (「成功する人」が持っている目標実現のスキル52)

 

  千田さんの最新刊。一日で一気に読めたが、肝心の内容は記憶に残っていない。集中力を上げるためのノウハウよりも、最初に書かれていた自分との競争を続けることの重要さを指摘する内容が、異様に印象に残っています。

 人生のピラミッドからいかに抜け出していくか?しっかり考えてみたいものです。

 千田さんの本は非常にシンプルにまとまっているので、一見容易に読めそうな感じがするし、そうできます。しかし、身に付けるレベルに到達させるには、相当の鍛錬が必要なのだなと実感します。なぜなら、確かに今日の昼休みに読んだにも、かかわらず内容が明快に思い出せないので。

 ただ、読書家が集中力を持っているというのは、なんとなく納得ですね。確かに本を読み始めたら、時間を忘れて読んでしまうので。

 

で、次の本が、今の時点で20%程度読了した本です。

  • 「病は気から」を科学する ジョー・マーチャント
「病は気から」を科学する

「病は気から」を科学する

 

  この本のイメージには、帯が付いていないのだが、帯にすごくチャーミングな女性の姿の写真があり、それに惹かれて手に取ってしまった。タイトルも良かったのですが、写真の印象もすごく良かったので、ついつい。

 この本は、人間の心というものが、健康に、つまり病気や怪我の治療にどのように影響するかを、有識者へのヒアリングなどを通して追求した内容を書いています。

 著者の見解は、偽薬などはある程度効果はあるが、治療を根本的に代用できるレベルものとは言い難い、実際の治療では、本当の薬の投薬も必要になってくるとのこと。

 最初の部分は偽薬に関する、驚くべき効果が紹介されていて、私自身、知らなかった治療の話が出てきます。これには、驚きでした。

 著者は、今でこそジャーナリストのようなことをしていますが、バックグラウンドは医学を志した人物なので、専門性の高い調査結果が期待できると信じています。中盤以降の展開が楽しみです。

 

  • なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

  Windows 95の開発者だった、プログラマの中島聡さんの本。非常に残念なことに未だに、Windows 95の話なのか?という印象です。(このOSがリリースされたのは21年前なので、あまりに古い印象が否めない。それだけしか話すことがないのか?そんなことないでしょう。他にもエピソードはいっぱいあるはず。)

 著者の主張は、仕事を片付けるためには、時間管理術をマスターする必要があるとのこと。

 時間管理を適切に行うためには、早い段階で見積もりを正確に行う必要があり、著者はまず一通りのプロダクト作成を実施してみることを勧めています。プロトタイプを見せれば、露骨に不具合がわかるからです。

 この考えがベースとなって、この本ができています。

 ただ、その中で明かされたエピソードは、あまりに酷い。3500個のバグの放置の話、そして偽物のレビューアーのでっち上げなど、少なくとも開発としては非常にまずいことをやってきた。褒められる話ではない。

 なお、Windows95シリーズは、今まで私が使用してきたOSの中で、最低のOSだと思っています。原因不明のハングアップが非常に多かった。のちに会社で安定性が非常に高いWindows NT 4.0を使うようになって、安定性の違いに愕然させられました。同じ会社の製品とは思えない安定性。何が違うのでしょうか。

 この本の教えは、ウェブサイトやスマホアプリを作っているプログラマにとっては非常に重要な教えであると思いますが、車載や重厚長大のものづくりを行っている方には、かみ合わない部分が多いと考えた方がいいと思います。

 

ではでは。

 

 

最近読んでいる本 2016年6月28日

 ここのところ、ブログの更新が止まり気味ですね。

 それは、申し訳ないので、少しでもいいから、本から感じたこと、何気なく気づいたことをまとめていこうと思います。

 

 で、最近読んでいる本は、以下のとおりです。複数冊あります。

  • 魂の退社   
魂の退社―会社を辞めるということ。

魂の退社―会社を辞めるということ。

 

 AmazonKindle本で購入。なぜ?読む気になったのかというと、会社を辞めるとはどんなことなのか気になったから。前半は著者が新聞社に勤務した頃のエピソードが出てきて、結構格好良く感じた。後半は、退職したことでのお金に関する現実を知ることになるのです。実は、このお金の部分が非常に参考になった。

 やはり先立つものは必要なのだと実感した次第です。もう少し、読み込んでみますね。ただ、その一方で、絶望感から離れたワクワクを感じたものも事実でした。

 不思議なものです。

 著者の稲垣さんらしい写真を見たけど、とても50代には見えないですよね。ケアがしっかりされているということかな。

 

  • ハロルド・フライの思いもよらぬ巡礼の旅  
ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫)

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫)

 

  ビール工場を半年前に定年退職をしたハロルドの元に一通の手紙が届く。その手紙は、以前会社の同僚だったクウィーニー・ヘネシーという女性から出されたものでした。

 その手紙を読んだハロルドは、彼女がガンで闘病生活を送っていることを知った。ハロルドは、最初は簡単な返信を出すだけにしようと思ったが、なぜかいつの間にか、彼女のいるホスピスまでの徒歩で旅をすることに、この一部始終が描かれた作品。

 はっきり言わせてもらうと、とても長いので、挫折しました。で、後半のハロルドがクウィーニーに会うシーンを読み始めて、クウィーニーの美しい描かれ方に感動。

 買ってよかったと思った1冊でした。挫折したけど、全貌はつかめたので、読み直したいと思っています。

 それで知った、下記の本も購入したので、合わせて読んでいきます。

ハロルド・フライを待ちながら クウィーニー・ヘネシーの愛の歌

ハロルド・フライを待ちながら クウィーニー・ヘネシーの愛の歌

 

 

  •  SOFT SKILLS
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

 

  これは、まだ読みかけの本です。これはソフトウェアエンジニアとして、どうしたらキャリアを構築していけるかを書いた本です。対象となるのは、私のように現職でプログラマーをしている人々です。

 この中では、コーディングの能力よりも、意外に人間関係の方が重要だと知り、驚かされました。プログラマーって優秀な人は、結構癖のある人多そうですから、驚かされた次第です。などなど、数十章にわたり、解説されていくのですが、まだ序盤しか読んでいないので、こんな説明になっています。書評をするのなら、もう少し読んでからですね。

 

  • 未来から選ばれる働き方  

  正直、購入したことを後悔しています。なぜなら、この手の本は、人の恐怖を煽る傾向があるから。この本では、やがてロボットに職を奪われていくというような話も出てきます。今後求められていく人材像を描いていますが、私の実感では、気にしても仕方がないように思います。自分は自分だし、それを自分と言えども、自分を変えていくのは容易でないから。

 いつの世も危機が叫ばれてきたけど、その度に我々は乗り切ってきたのだから、この本のように悲観的に考えなくてもいいような気がしています。こうしなければ、良くないことが起こると言い切りすぎている点で、あまり参考にならないと感じました。

  世の中、この本で語られているほど、単純ではないのですから。

 

  • Quantum Electrodynamics

 ランダウ・リフシッツの理論物理学教程の1冊。ランダウはヘリウムの超流動現象を理論的に解説した非常に優秀なロシアの物理学者で、リフシッツは彼の弟子です。

 この本、日本語版では絶版となり、古本は異常に高いので、Kindle洋書本として購入。少しずつ読んでいます。

 英語なので、一日に数行、忘れたので、もう一度読み直しといったこともあるのと、この本の難解さのために、苦労していますが、楽しいです。

 大学生時代に、何度もわからないと言って壁に頭をぶつけていた日々を思い出します。

 しばし、あの頃を思い出しながら、頑張って読んでいきたいと思います。

 

 まだまだ、読んでいる本はありますが、それはまた後日紹介ということで。

 

 

ドクター ジョン・ディマティーニ 引き寄せの科学を視聴して

 先月の月末にドクター ジョン・ディマティーニのブレイクスルーエクスペリエンスに参加してきました。その時の感動から、ディマティーニさんのセミナー動画を購入することが増えてきました。

 

 先日、購入したのは、引き寄せの科学というものです。

 DVD2枚組で、プレミアムコース?だと、フォローアッププログラムがあり、自分自身が引き寄せたいことを実践してみることにしました。

 まず、DVD 2枚組の方に関して、これは2年前に実施されたらしいディマティーニさんのセミナーを記録したものだと思われます。通訳は、おそらくユール洋子さんでしょうね。

 導入部では、なぜ、引き寄せが失敗するのかで始まります。ロンダ・バーン著の「ザ・シークレット」ではカットされた、引き寄せに関する重要な事実が、このDVDの中で語れていきます。ここは、実際に購入して視聴してみてください。

 ディマティーニさんの語る「引き寄せられない」理由はもっともなことだと思いました。しかし、ほとんどの人にとってはショックな事実だとも感じました。

 セミナーの中では、「ザ・シークレット」を20回読み、「ザ・シークレット」のDVDを20回見たにもかかわらず、希望が実現できないと語る方の例が出てきます。

 しかし、その一方で、たった3年で歌手になったドリーミングガールの話が出てきて、この差が生じる理由が明らかにされました。

 このドリーミングガールはドリームを実現させた時は、なんと13歳だそうです。

 で、このドリーミングガールのようになるための極意が後半で語られています。私が記憶する限り、この状況を経験したのは、受験浪人を経験した2度目の受験の時でした。この時、私は、ディマティーニさんがDVDで語った、文字どおりその状態になれたので、見事に合格するに至った記憶を呼び起こしました。

 で、納得できたのですが、ここで私自身に関する非常に重要な疑問が。「それは自分は何をしたいのだろうか?」ということ。「誘惑にかられることではなく、本心から達成したいと思っていることは何か?」と、これをまとめきれていない自分だということに気がつきました。これでは、ドリームが叶うわけがないですよね。

 しかし、ディマティーニさんは、自分がどうしていきたいのかは自分自身が一番よく知っているとのことです。

 私自身、時間をとって、心の声をしっかり聞く必要がありそうです。

 

 フォローアッププログラムでは、実際に達成したいドリームを実現していくために、自分が何をやっていけばいいのかを指導してくれるようです。今時点では、DVDでも時間をとって触れていたアファメーションについてのフォローアッププログラムの動画を視聴しました。

 アファメーションについては、自分自身、かなり誤解していた部分があったので、フォローアッププログラムの動画は非常に参考になりました。

 

 ただ、まずは自分が何をどうしていきたいのか?考えることから始めたいと思います。なお、ディマティーニさんによると、大抵の場合、本人が心のそこから望む状況になっているとのこと。

 それは、確かにそうだなと思う反面、それを意図していないと思う自分がいることにも気づきます。果たして、「本当の自分が望んでいることとは?」と自分の心に問いかける毎日になりそうです。

 

『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』を読んで

 まず、この小説を書いた著者に謝らなければなるまい。著者に出会ったのは、4月に開催された某ベストセラー作家のセミナーのときだった。

 セミナーの休み時間のわずかな時間で挨拶をしただけなので、おそらく、著者はまったく覚えていないと思います。

 そのときに、この本を電子書籍(Kindle本)で、早速購入したことを告げた。「ありがとう」と言って、著者がにっこり微笑んでくれたのが、印象に残った。セミナー後、すぐに読もうとおもっていたが、なかなか読み終わることができなくて申し訳ありません。

臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

 

 

 さて、この本を読んでほしいのは、今、行き詰まりを感じている方です。

 

 では、この本の内容の前半に触れましょう。

 米国軍人のダディと日本人の妻、花梨に一人の男の子が生まれたことから、物語は、始まります。その男の子の名前はキラといいます。

 キラは、普通の男の子と違う点がありました。それは、髪の毛の色が青色だったこと。これがもとでダディと花梨は離婚。花梨とキラは、この現実の中で生きて行こうとしていました。

 そんな時に、キラは、失われたアークの話を聞いてしまいます。そこから、キラと友達のリク、愛犬のとんびとのアークを求めての旅路が始まります。

 アークにたどり着くための七つの試練を通して、キラとリクは、成長していきます。その様子を見ているのが、心地よく、一気に読み終えました。

 

 この本の中で出てくる七つの試練は、普段私たちが経験していることばかりなので、自分の場合に置き換えることができ、いろいろと学べると思います。

 特に印象に残ったことは、「自分の思考が現実を作る」というくだりでした。悪いことを考えているばかりだと、現実は悪く作られてしまうというのは、確かにそのとおりだなと実感しました。良い思考を選び取っていくことを実践します。

 

 キラとリクの七つの試練を終えた後に明かされたダディの物語に感動、思わず目頭があつくなってしまいました。

 読んでよかったと思いました。著者には、脚本家という立場の活躍だけでなく、作家としての活動も期待しています。よろしくです。

 

 著者の旺季志ずかさん、ブックデザイン担当の鈴木大輔さん、校閲担当の鷗来堂の皆様、編集担当の黒川誠一さん、株式会社サンマーク出版の皆様、自分の人生を変えるヒントに満ちた本を出版していただきありがとうございました。