『カエルを食べてしまえ!』を読んで
世界的に有名なコンサルタント、ブライアン・トレーシーさんの著書です。ブライアン・トレーシーさんを知ったのは、コンサルタントの神田昌典さんの本で紹介されていたのを読んだのがきっかけだったと思います。
- 作者: ブライアントレーシー,Brian Tracy,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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この本は、次の3人の方に読んでほしいと思います。
- 仕事がうまくいっていない人
- 計画をうまく立てれない人
- 自分に自信を持てない人
この本で言う、カエルとは、一番重要でやっかいな仕事のことです。
普通の人は、このカエルと向き合うことになった場合、どうして正面からぶつかることができない。そして、手つかずのまま時間が経過していき、時間切れとなってしまう。そんなことをしていたら…どうなるかはわかりますよね。
この本では、そんなカエルに対して、どう立ち向かっていくかの対策を語っています。具体的なケーススタディはあまりありません。この本の場合、ケーススタディがなくても内容が平易に書かれているので、問題なく理解できます。
この本では、まず何に取り組むか?目標を決めることの重要性を語ります。そして、対応していくための計画の立案。計画をして、自分がやるべきことを明確にしていく。
その過程において、項目を書き出すことの重要性を語ります。ここで書き出すことを勧めているのは、全体として何をすればいいのか?俯瞰して検討するために必要だろうと思われます。
そして、自分自身がやるべきこと、やらなくていいこと、優先順位を落としてもいいこと、他人に任せることなどを決めていきます。
自分でやるべきことが決まっても、難しいことなら、細切れにして、1切れずつ片付けていくことの重要性を語っています。たしかに細切れにすると、複雑なことも小さなアクションアイテムの塊となり、業務を進める上で悩まずにすむのでいい考えだと思います。
仕事を行う上で、常にスキルアップが求められることや、常に楽天的であることなど、カエルを食べてしまう上で、自分自身が求められる姿勢についても説明されていて、参考になりました。
仕事を片付ける上での、心構えを学ぶのにはいい本だと思います。