『スティーブ・ジョブズI』を読んで
先日、『スティーブ・ジョブズ④』を読んだことは、このブログに書いた。よかったので、積ん読状態になっていた、ウォルター・アイザックソンさんの書いたスティーブ・ジョブズを読み始めることにした。2巻あるうちの1巻をなんとか読み終えることができた。
- 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: ハードカバー
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この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。
スティーブ・ジョブズ(以下敬称略)は、実の両親とは別れて、養父母に育てられることになるところから、この伝記は始まります。
スティーブ・ジョブズ自身は、この出来事を知って、相当衝撃を受けたためか?一種のトラウマのようなものを持つことになったようだった。
彼は養父母、とくに養父に対して、ものづくりの姿勢を学んでいく。製品の表面だけでなく、裏側をピカピカに磨いた作りにするといったことを、のちに彼は実施するが、養父の教えがここに生きているのです。
我慢せず、自分の意見を通す姿勢が養われたのは、大学時代になってから。大学進学の際、大学選びにリード大学を選ぶところから、彼ののちに現れる強い姿勢が見えてきます。
彼はアタリ社の勤務を経て、Appleを起業します。スティーブ・ウォズニャックを組み、APPLE Iを販売し、大金持ちになっていきます。
当初、この本を購入した時には、彼の前半の人生を知ることが意味がないだろうと思っていました。華やかなのは、後半だけだし、2巻目だけ読めばいいかと思っていました。実際に読んでみると、1巻目ははずせないです。
大金持ちになった、禅を知ったジョブズが、LISA、Macといったコンピュータに入れ込んでいく姿勢は、尋常ではなかったのです。そのこだわりがこの本から伝わって来ました。相手を罵倒するのはよくないと思いますが、それも消費者が知らない、いい製品を作りたいためだと知り、納得しました。
取締役会から弾かれたジョブズは、再起を図り、NEXTを立ち上げ、ピクサーを立て直していく。この流れはドラマティックで、ジェットコースターのようなハードな日々を体験しても、崩れなかった彼をズゴイと思いました。
彼のプライベートに関しては、いろいろ問題があったようですが、これだけ魅力的な製品を作る彼には脱帽です。
さて、いよいよ2巻目に入っていきます。実は2巻目もそんなに読んでいないので、どんな内容になるのか?ワクワクしています。ここからAppleのドラマティックな復活が始まるわけですから。