『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』を読んで
私が千田琢哉さん(たくやさんの、たくの漢字が正しくないのですが、これしかMacでは見つからないので、これで書きます。)の本で、初めて購入した本です。
この本はつぎの3名の方に読んでほしいと思います。
- 本が読めない人
- 本なんてつまらないと思っている人
- 人生を変えたいと思っている人
人生で大切なことは、すべて書店で買えるというのは、本当だろうか?少なくとも、私は本当だと思って、購入した。
たしかに、企業間では、本に書かれていない機密を取り扱うこともあるので、それだけではないという意見も出てくれるでしょう。でも、本当だと思う。
個人レベルまで、レベルを落とすと、生活に必要な知恵は、本にまとめられています。そして、この本は、人が本をどう活用していくべきかを語ってくれています。
著者の千田さんが、中谷彰宏さんの「昨日までの自分に別れを告げる」という本の出会いによって、読書家に変貌したという話から、この本はスタートします。
「残業よりも読書をしたほうが給料が増える」、「本を読むから時間に余裕ができる」、「本を読んでから実践すると成功率が桁外れに高まる」などなど、この本は様々なケーススタディを語ってくれます。
上記3つのケーススタディは、私が以前体験したことをなぞるようで印象に残りました。昔、部下もいない状況でデータのチェックをする必要があり、そのとき、Tcl and Tk toolkitという本を読み、Tclスクリプトを作り、自動実行して処理させたことがあります。このとき、もし手動で実施していたら、1日経過しても終了できなかったでしょう。自動で実施することで2時間で完了。実行している間は別の仕事をすることができました。本を読むと…という千田さんの主張に納得するのも、そのときの経験があるからです。
本を読んで得た知識を活用していく重要性を語っています。知識を得るには、本が一番安上がりであるということも語られています。たしかに千円余りで知恵が買えるのは大きいですね。
なお、途中に出てくる、本の紹介もなかなかです。私は、まず、ドラッカーの仕事の哲学を買ってみようと思いました。