『スマートサイジング』を読んで
佐々木典士さんの『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を購入した時に、ついでに購入した本です。表紙がきれいなのでけっこう気に入っています。
この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。
- 片付けられない人
- モノを買いこみすぎているなと思う人
- モノへの欲求を抑えきれない人
すべては著者が2007年12月31日に、Youtubeに投稿された数分間のビデオを見たことから始まりました。ディー・ウィリアムズ(敬称略)の暮らしぶりを特集した、自分自身をスマートサイズにすることという考えで、タイニーハウス(ものすごく小さな家)をなぜ建てようとしたのかを語ったビデオでした。
著者は、そのビデオをみたことで、自分の生活をシンプルにしたいという思いを抱くことになりました。
この本は、著者がシンプルライフを実践したことで、よくなっていったことをまとめてくれています。その一端を紹介すると、夫婦関係がよくなったり、車を手放して自転車を使うことで借金が減ったりなど…。著者夫婦にとっては、いいことづくめだったよです。
この本では、シンプルライフを送るにあたり、絶対にタイニーハウスで生活しなければならないとかを出張しているわけではないことに注意。シンプルライフとは、人生観のことで、持っているモノで決まるわけでないとのこと。
また、この本は、モノが私たちを幸せにしてくれるわけではなく、幸せにしてくれるのは、人付き合いや大好きな仕事であると主張します。
章の最後に、ちょっとしたエクセサイズがあります。これは幸せにむかうレッスンなので、幸せになりたいという人はやってみることをお勧めします。
本の各所で出てくる著者や他の人たちの体験談は、モノに束縛された私たちの生活をどのように変えていけばいいのかを教えてくれるので、これらの部分は読み飛ばさず、しっかり読んでみるといいと思います。
ミニマリストの本を2冊、読んできたわけですが、シンプルライフをどうやって実現していくべきかについて非常に参考になりました。まず、部屋で不要なモノを処分していくことをさらに追求していこうと思います。