nishiikatsumi’s diary

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『コンサルティングの極意 論理や分析を超える「10の力」』を読んで

 A・T カーニーというコンサルティングの代表である岸田さんの本です。紙の本と電子書籍の双方を購入しましたが、本の装丁が非常に綺麗だったのでびっくりしました。こんなきれいな作りの本は久しぶりです。

コンサルティングの極意: 論理や分析を超える「10の力」
 

  この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • コンサルタントになりたい人
  • 人から信頼されたい人
  • 人よりも一歩先に行きたい人

 コンサルタントは、クライアント(顧客)の抱える問題をみつけて、クライアントとともにその解決策を考え、解決策の実行を支援していく役目を行います。この本では、会社の中でも、あなたがコンサルタントとして活動する局面があることを指摘するところから始まります。

 コンサルタントとして、重要なのは、まず相談されること。相談されるには信頼されなければならない。著者は、このためには守秘義務を守ることが重要であると語ります。この本でも例は出てきますが、会社名、個人名は一切出てきません。例も、うまくぼやかしてあります。

 

 著者は、この本で、コンサルタントは10種類の力が必要不可欠であると語ります。

 それらは、「聞く力」、「献身力」、「先見力」、「突破力」、「巻き込み力」、「共創力」、「好奇心」、「歴史観」、「忘れる力」、「恋愛力」です。

 ロジカルシンキングができるだけではダメだとも語ります。

 

 この中で一番、印象に残ったのは、「歴史観」でした。ブランドとして認知されるためには、歴史をみたときにどういう役割を担ってきたかが重要であることを、自動車や高級ファッションブランドを例に出して説明しています。

 今後、日本人が海外の人たちと仕事をするときのことを考えた注意点が記載されています。これは、今後ますます重要になってくると思います。経営者は歴史をしっかり勉強しているので、無知だと話が合わないとも。

 

 本文とは別に書かれたコラムがけっこう面白く、コンサルタントはもうすでに魅力的な職業ではなくなっているとか?コンサルタントのライバルは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんのような人たちだと語っています。

 

 誰しも、コンサルタントの立場になり得るという視点には、驚かされました。その意味では、私の場合は、来季の予算計画の立案などが、それに相当するのかなと考えたりしています。

 それは、ともかく、とにかく作りが綺麗な本でした。著者はこうした作りに関しても、しっかりしたこだわりを持った方なのだなと思いました。

 さて、次に読むコンサルタントの方の本はどうでしょうか?