『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』を読んで
伝説というよりも神話という域に近い存在となった経営の神様、松下幸之助さんの語った膨大な発言を選び出し、エピソードとともに解説した本です。
この本は、次の3名の方に読んでほしいと思います。
- 経営者になることを目指している人
- 仕事で壁にぶつかっている人
- ビジネスで成功したい人
私の松下幸之助さんの印象は、素直さが光り、そして感謝で満ち溢れた人です。
この本の中には、そんな松下さんの言葉と、それにまつわるエピソードが出てきます。パナソニックが松下電器と言われていた昭和の時代のエピソードなので、現在には合わないという人もいるかもしれません。ですが、この本の中の言葉は、今も世に通じると思います。
松下幸之助さんがここにあることを感謝していくことを実践して行っていた姿を見て素晴らしいと思いました。
印象に残ったのは、以下の項目です。
- 名人となるコツは好きかどうか
- 最後の最後まであきらめない
- 不安もまたよし、と大きな心をもつ
などなど、テクニックの話はありませんが、ビジネスマンとしての心構えを勉強する本としては、素晴らしいと思います。
この本を読んでいると、松下幸之助がリーダーだった頃の松下電器がなぜ巨大な企業になったのかがわかります。
勉強させていただきありがとうございました。稲盛和夫さんの本と共に何度も読み直していきたいと思います。