『正負の法則』を読んで
世界的なベストセラー「ザ・シークレット」に現代の哲人として登場するドクター・ディマティーニさんの本です。
- 作者: ドクター・ジョン・F・ディマティーニ,本田健
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/06/03
- メディア: 単行本
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彼は、世界中で講演者、教育者として活動して、聴衆のインスピレーションを引き出しています。
この本は次の3名の方に読んでほしいと思っています。
- 夫婦喧嘩の絶えない人
- 愚痴の多い人
- 夢を実現したい人
この本は、読み手のレベルを明らかに超越していると解る本でした。今日3回にわたって読み直してみましたが、やはり完全に理解するのは無理。
よって理解できたと思うところを主に紹介します。
今回印象に残ったのは、以下の3点です。
①ドクター・ディマティーニさんの人生を変えたメンターたちとの出会い
②正負の法則
③夢の実現方法
①ドクター・ディマティーニさんの人生を変えたメンターたちとの出会い
この本の中で、ドクター・ディマティーニさんの生い立ちが紹介されます。その生い立ちは、健常者から見た場合、あまりに過酷な運命を背負ってきたことが書かれており、驚かれます。
その生い立ちの中で、2人のメンターとの出会いがあります。
1人目は浮浪者としか見えない方でしたが、「愛と知恵」を大事にするように諭されます。
2人目は、ポール・ブラッグさん。彼から、読字障害の克服のためにあるアファメーションを授けられます。このエピソードは感動的でした。ディマティーニさんは、その日以後、このアファメーションを1日も欠かさず、唱えながら、読字障害を克服しています。
のちに彼は、この障害を神様から大いなるギフトだと語っています。普通は、とんでもない障害なんですが、そう言える彼の大きさを感じさせられました。
②正負の法則
物事には、いいと思えるプラスの面と悪いと感じるマイナスの面があるとのこと。一見、不幸な出来事にもこの法則は適用されているとのこと。これは人間関係にも当てはまっていて、愛している人にも自分から見た場合受け入れられない部分を持っていることがあるということを教えてくれます。
これを知って、障害が生じた時、この障害のメリットは何なのか?を問うことが重要だそうです。何事もメリット、デメリットの双方があるとのことです。
確かにそうだなと感じています。
③夢の実現方法
どういう夢を実現したいのかを描くこと。描く手順に関しては、この本を参照のこと。それをさらに細部にわたって、あたかも現実化しているようにイメージできるようになると必ず実現できるとのこと。
とにかく、紙に書き出すことの重要性を語っています。これは、ジュリア・キャメロンさんの「ずっとやりたかったことをやりなさい」の時に話題になったモーニング・ノートにも通じる部分があるなと思いました。
やはり書き出すことが重要なのですね。
他に印象に残ったこととしては、「感謝」が重要だとのこと。「感謝」をしている人は、幸運に恵まれるとのこと。これは心に刻んでおこうと思います。
この本の前半部分の印象を簡単に触れたつもりですが、それでも理解できた気がしないレベルの高い本でした。もっと賢ければ、もっと学べたのかも知れないと痛感する本でした。
最後に、この本の翻訳を担当された本田健さんに、感謝を申し上げて、本記事を終わりにします。
「本田健さん、この本を翻訳してくださってありがとうございました。」
では。