nishiikatsumi’s diary

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『新版 すべては「前向き質問」でうまくいく』を読んで

 エグゼクティブ・コーチ、および企業コンサルタントのマリリー・G・アダムズさんが書いた本です。

 この本は紀伊國屋新宿南店で、印象に残り、手にとってから、そのままためらいもなく購入した本です。

新版 すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング

新版 すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング

 

  購入してみた感想としては、良かったと思っています。

 この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • リーダーとして最近、抜擢された方
  • 夫婦生活がうまくいっていない方
  • こんな世の中がおかしいと思っている人

 まずは、鈴木義幸さんが書いた前書きを読んでみましょう。そこには、「学ぶ人の質問」と「批判する人の質問」という話が出てきて、この本の意図するところが、簡単にまとめられています。ここでピンと来た人は購入して読んでみましょう。きっと、この本が役立つアドバイスをしてくれること間違い無しです。

 

 さて、この本の内容に移りましょう。

 Qテック社のリーダーとして抜擢されたベン・ナイトは、押し寄せる課題に対処できず、経営者のアレクサに対して辞表を提出しようとするところから物語は始まります。アレクサは、ジョセフというコーチをベンに引き合わせ、ベンに彼の指導を仰ぐことを勧めます。ベンは、ジョセフからクエスチョン・シンキングという考えを学んでいき、そして…という物語です。

 この物語を読むことで、以下の内容がわかります。

 ①偉大な結果は、偉大な質問が引き起こす。

 ②批判者の質問と学ぶ人の質問

 ③学ぶ人になるためには

 

 この中でポイントになるのは、やはり①の偉大な結果は、偉大な質問が引き起こすということです。これが何度か繰り返して、この本の中で語られています。

 常に、何かが足りないという思考回路で質問を繰り返すのではなく、どうしていけば解決できるのか?といった、前向きな質問が、組織を大きく変えることを指摘しています。

 家庭生活にも問題を抱えていたベンが、どのように立ち直っていくか、この過程は、様々な人に参考になるのではないでしょうか?

 

 この質問を行うときに、単にネガテイブな思考で行うよりも、ポジティブな考え方で行うことの重要性を語っているのは、この本だけではありません。

 以前、紹介したアンソニー・ロビンズさんやジョン・フレデリック・ディマティーニさんの著書で語られています。その点については新鮮さはないですが、この本の最後に、批判者の質問に陥らないようにするためのワークブックがあります。これが自分がどのような気持ちになっているか?どうしたら、ネガティブな思考から脱却できるかを教えてくれると思います。

 ネガティブ思考を脱却できるツールを与えてくれたという意味で、上記の本とは少し違う内容になっています。

 とにかく、ベンの物語は読みやすく、本はちょっとという人にもわかりやすく書かれ、かつ翻訳されてると思います。

 

著者のマリリー・G・アダムズさん、翻訳者の中西真雄美さん、監修者の鈴木義幸さん、ブックデザイナーの石間淳さん、イラストレイターの浅妻健司さん、そして株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンのスタッフの皆様、素敵な本を出版していただきありがとうございました。