nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『50歳からの生き方』を読んで

 帯に、あなたは50歳以後をどう生きますか?と書かれた本です。この本は東レで取締役として活躍された、佐々木常夫さんが書いた本です。

 佐々木さんといえば、私の記憶の中では、「部下を定時に帰す仕事術」という本を読んだことがあり、時間管理のスペシャリストの印象を持っています。

50歳からの生き方

50歳からの生き方

 

  その佐々木さんが、50歳から生き方を提案してくれた本です。

 この本は、もう言わなくてもわかりますよね。もう直ぐ50歳を目前の男性、女性の方に読んでほしいと思います。

 

 さて、この本の内容に移りましょう。本の構成として、佐々木さんが経験されて、これはやった方がいいと実感した項目を拾い集めてくれています。

 そして、これらの項目ごとに佐々木さんの体験談を含めた解説があります。

 佐々木さん自身は、普通の方から見たら、かなりの苦労人なので、やんわり触れていることでも注意深く感じていくと得るものが多いのではないかと思います。

 特に、佐々木さんが役員から外された話は全く知らなかったので驚かされました。

 この本では、数十個の項目が解説されていて、項目ごとのつながりは強くないので、どこからでも読み始めることができます。

 

 さて、今回印象に残ったのは、次の3つの項目でした。

 ①本や新聞とは「効率よく」つき合う

 ②「高齢者=弱いお年寄り」という思い込みは捨てる

 ③「座右の書」を持つ

 

 ①本や新聞とは「効率よく」つき合う

 この中で、「多読家に仕事のできる人は少ない」と指摘され、私はカチンときました。しかし、しばらく考えるとそうかもしれないなと感じてきました。

 多読家は文字どおり本が大好きで、仕事が大好きなわけではないということ。

 なので、本を読むほど仕事を楽しめない人が、佐々木さんの周りには多かったのではないかと思います。

 ただ、仕事のできる人もいると私は思います。その仕事のできる人の特徴は、アウトプットを意識した読書をしていることでしょう。

 私のように、iOSプログラミング、WindowsJavaScriptなど多様な分野の本を買い漁るのではなく、例えば、C言語とTcl/Tkのみといった集中した読書を行っているのではないかなと思っています。今後は、私も集中して読書を行います。

 ②「高齢者=弱いお年寄り」という思い込みは捨てる

 日本は高齢化社会に突き進んでいます。それは逆行できない現象であると語りながら、その一方で、高齢者が非常に力づよい存在になっていると語ります。

 確かに、電車の中で、お孫さんに席をゆずるケースを見たりすることもあるので、この主張には納得しています。高齢者同士でも助け合いも出てくるでしょうね。

 ③「座右の書」を持つ

 多読家を批判していた佐々木さんですが、実は若い頃は多読家だったそうです。ただ、若い頃の本から学んだ知識をもとにした行動の失敗が、佐々木さんの考え方を変えました。どう考え方を変えたかというと、鵜呑みにせず、自分なりに練磨していくということでした。

 この練磨は私に取っても重要なテーマになると思いました。

 

 この本の中でも何冊かの名著が紹介されていて、これらもいずれ読んでいくことになりそうです。

 今回の紹介では、どちらかといえばテクニックに走る内容で、愛情、友情などのエピソードは触れていません。実はそちらの方が大いに感じるところがあると思います。

 知りたい方は、ぜひ、購入して読んでみてください。

 

 著者の佐々木常夫さん、装幀を担当された海竜社 装幀室の皆様、写真担当の鷹野晃さん、編集プロデュース担当の岩下賢作さん、執筆協力をされた藤原千尋さん、人生の羅針盤となる本を出版していただきありがとうございました。