nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』を読んで

 習慣化コンサルタントの古川武士さんが書いた、早起きを習慣するための本です。この本を買った当初は、私は早起きができていませんでしたが、この本に書いてあることの一部を実践したら、早起きができるようになりました。

人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術

人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術

 

 この本は、早起きをして生活改善をしたいと切に望んでいる人に読んでほしいと思います。

 

 著者がセミナーで起きる時間をヒアリングした際に多くの人は、出社時間に間に合うギリギリの時間に起きていると回答することが多いそうです。もし、仮にこれが、その起床時間の30分前に起きれていたら、どうでしょうか?そんな問いかけから、この本の展開は始まります。

 そもそも、なぜ、早起きできない人がいるのか?という疑問に対しては、決まった時間に睡眠をとらない、寝不足などの3つの原因があると、この本は語ります。

 その上で、早起きを行うことは長期的に見て、セルフイメージを上げることができて、強い自分になれるとこの本は語ります。

 また起床してから頭が冴えている時間に、難易度の高い仕事をこなすことの重要性が語られています。確かに、これは業務を行うときに身にしみて感じていることですね。

 この本で語られている早起きを行うために、何をやるべきか?やってはいけないかは必見です。

 何をやるべきかは、例えば、次のとおりです。

 ①睡眠に入る時間の固定

 ②睡眠時間を十分に取る

 などなど。これらなどは言われれば、当たり前ですが、極めて重要なことが語られています。私も今、振り返ると、こうした注意点を守っていることに気づかされました。

 そして、何をやってはならないことは、次のとおりです。

 ①帰宅時間をランダムにすること。

 ②寝る前にスマホやテレビを見ること

 などなど。これらも、納得です。

 ただ、この本であまり触れられていないことを一言追加すると、早起きには前日の食生活も影響を受けているということ。これが重要なのですが、それほど触れられていない点が気になりました。これは、もっと強調したほうがいいと思います。

 実際に、ドカ食いすると、睡眠時間は増えます。なぜなら、消化に力を奪われるからです。この点が重要であると記述があまりなかったのは、多少問題ではないかと思いました。

 

 それは、ともかくとして、早起きが習慣になっている今の自分は、この本の中の幾つかの項目をきちんと守っていることを知り、この本の教えが正しいと実感しました。早起きを絶対にしたい人いにとっては、ぜひ読んでほしい本です。

 

 著者の古川武士さん、装幀担当の重原隆さん、本文デザインの新田由起子さん、本文イラスト担当の福々ちえさん、株式会社朝日メディアインターナショナルの皆様、本文印刷のシナノ様、カバー印刷の歩プロセスの皆様、製本を担当されたナショナル製本の皆様、カバー写真を担当された©worananphoto - Fotolia様, ©ignatius44 - Fotolia様, ©donatas1205 - Fotolia様、大和書房の皆様、どうもありがとうございました。おかげで早起きができる様になりました。