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nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『心をひらく あなたの人生を変える松下幸之助』を読んで

 自己啓発のセミナーの講師をしたり、自己啓発の本を出版しているジェームス・スキナーさんが書いた本です。ジェームス・スキナーさんというとスティーブン・コビーさんの「7つの習慣」の翻訳を担当された過去を持つ人でもあります。

 この本の中で、スキナーさんは、セミナーをやる傍ら、実は世界中の優れた考えを人に広めていくのが自分の役割だと思って活動していると語っています。

心をひらく

心をひらく

 

  この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • 中小企業の経営者の方
  • もうベテランと言える年代となった会社員の方
  • 心の底から成功したいと思っている方

 この本は、セミナー講師としても高名なジェームス・スキナーさんが書かれた、松下幸之助さんの本、エピソードの解説本です。私のように、過去の松下幸之助さんの本を読むのは、ちょっと大変だなと思っている人にとっては、非常に優しい構成になっています。

 この本のタイトルが、「心をひらく」となっています。文字どおり、この本の内容は、そのタイトルままになっていくことが、あなたの幸せに通じていくことを解説しています。

 この本の構成は、最初に松下幸之助さんの会話録、エピソード、本の内容を取り上げて、それに対して、ジェームス・スキナーさんが経験したエピソード等を語って説明していくというスタイルをとっています。

 

 これがかなりいい感じの仕上がりになっています。「道をひらく」を読まれた方は、なんとなくわかると思いますが、松下幸之助さんが得た境地を理解しようとすると結構大変だということです。

 その境地がどうしてなのかを説明して行くことに数多くのページを割いていて、このスタイルのおかげで、読むときさほどストレスを感じませんでした。

 

 さて、この本の内容をほんのすこしだけ触れましょう。 

 松下幸之助さんが講演会等で口になれた言葉で一番多かったのは、「素直」だそうです。そして、人物名などでは、「秀吉」、「武蔵」などが続いて出て来ます。スキナーさんは、「素直」と「武蔵」に着目して、独自の解説をしていきます。

 印象に残ったの以下の内容です。

 ①素直になれば、どんな困難も学びに変わってしまう。 

 ②最悪の日は最高の日である。

 ③まず、幸福を受け入れるスペースを作る。人の話をきちんと聞く。

 ④心の曇りが生じるのは、ベストを尽くさなかった時と人を傷つけた時。

 ⑤相手目線で考えよう。

 ⑥焦らずに今一緒にいる人と一緒にいるようにしよう!その人に感謝しよう!

 どんな内容か知りたい方は、ぜひ手にとって読んでみてほしい。

 

 これは、今まで、松下幸之助さんの解説本を何冊か読んできましたが、新しいスタイルの解説だったと思います。とにかく新鮮でした。視点が異なる著者が書いた本を読むことも大事だと痛感しました。感謝です。

 この本の中では、スキナーさんが経験してきてきたつらい経験(婚約破棄など)も紹介されており、スキナーさんも松下幸之助さんの哲学を応用して生きてきたのではないかと感じる部分も多々ありました。

 

 著者のジェームス・スキナーさん、監修者の柴田博人さん、株式会社PHP研究所の皆様、松下幸之助さんの一面を知ることのできる本を出版していただきありがとうございました。