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nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『限界はあなたの頭の中にしかない』を読んで

 アメリカ生まれの実践マーケティングの巨匠であるジェイ・エイブラハムさんが書いた本です。

 エイブラハムさんは、2000年に「フォーブス」誌が選ぶ全米トップ5の経営コンサルタントに選出されています。そんなすごい人が書いた成功哲学の本です。

限界はあなたの頭の中にしかない

限界はあなたの頭の中にしかない

 

  誰もが成功したいと考えます。そのためには何をしていけばいいのかを教えてくれる本です。

 この本で書かれていることは、誰にでも適用可能です。今日から実践できるはず。

 エイブラハムさんは資産のない状態で結婚し、学歴がない、経験がない状態から見事に億万長者になった方です。そんなエイブラハムさんが語る成功哲学とは何か?

 

 ポイントとなるのは、2つ。

 ①神への問いかけ

 ②人への問いかけ

 

 ①神への問いかけ

 成功するためには、ただ単に本を読むというだけではダメで、実際に行動しないと成果は得られないと語ります。その一方で、成功を焦るあまり、自分が何をしていきたいのか?どうしてそう考えるのか?など人生の深い部分への問いかけを行わずに、短慮で行動する人が多すぎることを指摘しています。

 成功する人は、実際に行動していきます。私の感覚では、Plan-Do-Check-ActのPDCAを実践していくことの重要性を語っているように思えました。(この本の中では、PDCAという言葉でてきませんが)

 そして、注目すべきは、Check-Actの項目をしっかり実践していくことで、経営コンサルタントして、顧客に価値を提供していることでした。紹介されたエピソードの中で、神様への問いかけを行うように、PDCAを回していく様子は、今後私が挑戦していく上で非常に参考になりました。

 著者は若い頃、貧乏だったので、貧乏から脱出するために様々な職業での経験を積んできました。その上で知ったことは、学歴がなくても経験で挽回できるという事実でした。

 ②人への問いかけ

 著者が語るには、他人への興味を持つことの重要性も語っています。あなたの商品を買ってくれる人のことをもっと知るために、他人に質問をしていくことを勧めています。

 著者が若いころ、職を得るための面接試験でも臆することなく、面接官に質問をぶつけていたという話が出てきます。その面接がダメだったとしたら、何がダメだったのかを考えながら、次につなげていく。

 著者は面接をうんざりする試験ではなく、人格を向上させるための学習だと思っていたという事実を知り、非常に勉強になる視点だと思いました。

 そして、何度も質問をしていく過程を通して、物事の関連性を見抜く能力を身につけることが大事だと語ります。ここが日本人が特に苦手とする部分であり、この能力を磨けば、顧客に新しい価値を提供できるようになるので、安易に競争の罠に陥らずに済むと解説してくれています。

 

 私は、人への問いかけ、そして人からの答えで勉強していくという視点を軽視していたように思います。これを学習に変えていくためには素直にならないとダメですね。今日は月次の報告会議があるので、上司からお叱りを受けても学びに変えていけるように努力します。

 最後に著者が若く貧乏な頃、貧乏から脱出するために辞書を買い、1日に単語を5個覚えていくというエピソードが紹介されています。このエピソードをもう少し語ってほしかったように思います。この時、どう立ち直って行ったのかが、おそらく一番参考になったと思うからです。

 

 著者のジェイ・エイブラハムさん、翻訳者の島藤真澄さん、装丁担当の片岡忠彦さん、粗版担当の有限会社データ・クリップの皆様、印刷担当の株式会社精興社の皆様、製本担当の株式会社大進堂の皆様、株式会社PHP研究所の皆様、人生を生きて行く知恵を授けてくれる本を出版していただきありがとうございました。