『行動の科学』を読んで
目標達成のコーチングで非常に有名なマイケル・ボルダックさんが書いた本です。なんと世界的に高名なコンサルタントのブライアン・トレーシーさんからも認められた方です。
その方が書いた目標達成について、何をしていくべきかを教えてくれた本です。
行動の科学――先送りする自分をすぐやる自分に変える最強メソッド
- 作者: マイケル・ボルダック,高野内謙伍,吉田裕澄
- 出版社/メーカー: フォレスト出版株式会社
- 発売日: 2015/12/06
- メディア: 単行本
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この本は、ズバリ、目標が達成できずにストレスを溜めている方にお勧めしたいと思います。
この本を読んで驚いたのは、著者のあまりにも過酷な経歴でした。著者の実の父親が母親を殺害するという事実を知ることから、この本の読書はスタートしました。
そして、著者は、不遇の少年時代を送ります。引き取った親族も荒れ狂う著者を見放します。
そこから、著者は真剣に今の自分を見つめ直していく過程が紹介されています。
こういう過程を経ていって立ち直れた著者がすごいと思います。
ただし、著者のマイケルさんは、これはあなたにもできると語ります。その上で、まず、行動することの重要性を語ります。情報として知っていても行動しなければ、何も得られないと。
その上で、目標達成の際、人々がよくはまってしまう、先送りの罠をどう解決していいのかを語ってくれています。
特に印象に残ったのは、以下の項目についてです。
①自分が達成したい項目について、コーチを探し、コーチから指導を受けること。
②先送りしたくなった目標に対する見方を変えて、目標達成したくなる大きな理由を持つこと。
③行動を遠ざける、自分の結果に対する思い込み、ルールを変えること。
①自分が達成したい項目について、コーチを探し、コーチから指導を受けること。
これは、やったことがないのですが、自分の業務やライフの改善に関してぜひ、検討したいと思ったことでした。まずはC言語プログラミングで、コーチングしてくれるところがないか?探してみたいと思います。
②先送りしたくなった目標に対する見方を変えて、目標達成したくなる大きな理由を持つこと。
先送りしたくなるのは、先送りすることが、快感に感じるからだと著者は語ります。人間としては、変化したくないので、どうしてもやらない方向に行ってしまう。
それを防ぐためには、自分自身が感じる苦痛を快感に変えることが必要だと著者は語ります。その方法を知りたい方は、この本を手にとってみてください。
③行動を遠ざける、自分の結果に対する思い込み、ルールを変えること。
行動を遠ざける、あるいはうまくいかなくなる理由の一つに、うまくいかなくなることを期待しているということがあります。こうした思い込みをルールと著者は呼びます。
このルールによって、行動しなくなることにより、結果として目標達成ができないことが問題だと著者は語ります。
これは、私にも数多くあるので、変えていきたいことの1つです。
この本の後半では、怒涛のごとく、行動改善のための手法が紹介されています。あまりにも密度が濃かった。私には完全に理解できなかったので、読み直してみようと考えています。
また、この本がきっかけで、著者のセミナー(標準コース)を聴講することになりました。本を買った方はわかると思いますが、セミナー案内が入っています。
ただし、VIPセミナーの方は本田健さんの講演会と物の見事にダブルブッキングとなってしまったために参加できず、残念です。
この本で語られていたことで、まずコーチを探すことから始めます。
著者のマイケル・ボルダックさん、翻訳者の吉田裕澄さん、高野内謙伍さん、装幀担当の重原隆さん、DTP担当の野中賢さん、本文フォーマット・図版作成担当のフォレスト出版事業部の皆様、帯写真担当のki33の皆様、印刷・製本担当の中央製版印刷株式会社の皆様、フォレスト出版株式会社の皆様、目標達成のための素晴らしい本を出版していただき、ありがとうございました。