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nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『一生使える「仕事の基本」』を読んで

 会社員として勤務して、もう20年以上になります。20年経過したにもかかわらず、社会人としての基本ができているとは思えません。

 この本の表紙を見た時、上記のような気持ちになりました。そこで基本って何だろうかと一瞬考えることに。

 考えてもしっくりこなかったのでこの本を手にとる次第に。

トップ1%に上り詰める人が大切にしている  一生使える「仕事の基本」

トップ1%に上り詰める人が大切にしている 一生使える「仕事の基本」

 

  この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

 ①入社1年目の会社員の方

 ②仕事がうまくいかずに悩んでいる中堅社員の方

 ③周囲から何も期待されていないと感じている方

 

 この本の著者はインバスケット思考で有名な島原さんです。とはいうものの、私はインバスケット思考を読んだことがありません。(今度読みます。)

 その島原さんが、数多くの会社員の方々を指導していく過程で、気が付いた社会人としての基本は何なのかをまとめた1冊です。

 島原さんによると、この社会人としての基本ができていない方が非常に多いということです。

 

 過去1万人以上の社会人を指導してきた経験から、社会人としての基本は何かを教えてくれます。

 この本の内容ですが、内容の主たる点は、スティーブン・コビィーさんの「7つの習慣」と重なる部分が結構あります。「7つの習慣」を読みやすくしたイメージが私の中では残りました。

 

 では、本の内容に移ります。

 仕事で成功する秘訣は何のか?、この質問に対して、島原さんは、「仕事に失敗しないこと」と答えます。基本通りにすれば失敗しないと。

 では、その基本とは何かを、主人公の鯵沢とメンターとなる大塚、そして彼らを取り巻く人間の一連の物語を通して、仕事の基本とは何かを教えてくれます。

 物語前半の鯵沢は、チャンスをつかめず、評価もイマイチでしたが、大塚の指導を受けて、実力をつけてチャンスをつかんでいきます。

 この物語の中で、島原さんが仕事の基本を説明してくれます。この組み立てが非常によく、面白いほどスムーズに読めます。

 ただし、読んでも実際の行動にしていかないといけません。

 

 この本の中で、印象に残ったことは次の事柄でした。

 ①すべては挨拶から始まる。

 ②余裕がないと失敗する。

 ③相手のやってほしいことをやってあげる。どうすればできるのかを考える。

 ④逆算思考で時間を決める。

 ⑤人の価値は読んだ活字の量に比例する。

 ⑥備える仕事の基本は「まずは体験する」こと。

 ⑦仕事の基本はシンプルに考えること。

 

 他にも、人を巻き込むことなど、大事だと思われることが記載されていて印象に残りました。ただ、島原さんは、同時に複数の仕事をこなすという話を書いていますが、私はそれは無理じゃないかなという気がしています。

 今、ここの瞬間を大事にすることが重要だと思うからです。そうしないとすべてが中途半端になるので。

 一つ一つをこなしながら、終わってみたら、同時に複数の仕事を処理していたというのが理想的な状態なのかもしれません。

 仕事の出来具合に関しては、すべてを完璧にこなす必要がないなど、一般的に言われていることですが、なかなか身につかないことも紹介されています。

 

 これを読んで、もう一度「7つの習慣」を読み直してみようと思いました。

 仕事の基本ができるようになるために、ここで書かれた教えを少しずつ実践していきます。

 

 著者の島原隆志さん、本文デザイン担当の齋藤智恵子さん、図・イラスト担当の瀬川尚志さん、印刷担当の信毎書籍印刷株式会社の皆様、製本担当のナショナル製本共同組合の皆様、株式会社大和出版の皆様、仕事の基本を復習できる本を出版していただき、ありがとうございました。