『30日で人生を変える「続ける」習慣』を読んで
習慣化コンサルタントの古川さんが書いた、良い習慣を維持するためのルールを教えてくれる本です。
この本を手に取った理由は、どうしても良い習慣を根付かせることができないため。
今、頑張ろうとしているのはブラインドタッチの練習ですが、これが定着できていない。これをなんとか定着させるためには、どうすればいいのかを考えるために購入しました。
読んでみた結果、落ち着いた答えは、楽できる方法はないということ。
この本は、もちろん、良い習慣を維持できない人に読んでほしいと思います。
この本では、良い習慣を維持したケースと維持できなかったケースで、どれだけ人生が変わるかの事例を紹介してくれています。
素直に信じるのは危険かもしれませんが、この本で紹介されているような差異が生じるのは十分、ありえる事だと思います。
この際は、習慣の複利の効果だそうで、続けているうちに、どんどん大きく展開していく事が生じるのだそうです。
実際にメルマガの定期配信から始まって、多くの顧客をゲットした話などが出てきて興味深く読ませていただきました。
では、習慣を続けるためには、どうしたらいいのだろうか?それをこの本では紹介してくれています。
ただ、読んだ感想を正直に書くと、王道はないということでした。誰しも途中で無意味さを感じて止めたくなるものだとのこと。
これをどうするのか?ご褒美作戦など、様々な手法が紹介されていますが、行き着くところ、これが実現できなかった場合、どういう損失があるのかを考えることと習慣化するためのハードルを低くする工夫を少しでもやっておくことの重要性が語られています。
具体的には、その習慣が予定どおりできない場合、少なくともそれが事前に分かっている場合には、それを事前にやっておいて、その日できたという気持ちを維持するなどの話が紹介されています。こうすることで、当日、習慣化のフローができなかったとがっくりしてやる気をなくすのを防ぎます。
これは、なるほどと思いました。
私も瞑想などいくつかの習慣を定着できていなかったので、これは非常に参考になりました。
後半では、五人のケーススタディが紹介されていて、習慣化に至る過程でどんな風に対処していけばいいのかがわかりやすく説明されていて、ためになると思います。
ブラインドタッチの練習をまとめてやるのではなく、1日30分程度として実践していく方が練習の定着化に役立つというのは、目からウロコでした。
まず、やってみます。
著者の古川武士さん、表紙デザイン担当の重原隆さん、イラスト担当の高田真弓さん、制作協力の株式会社eNext Japanの皆様、株式会社日本実業出版社の皆様、習慣を改善するヒントを提供する本を出版していただき、ありがとうございました。