『なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか?』を読んで
まず、一言お詫びを。2月中旬から社会人の大学の通信コースを受講する手続きで忙しかった(こちらをブログ更新よりも優先した)ため、ブログの更新が遅延してすいません。
今日から再び、再開します。
今回紹介するのは、ナグモクリニック総院長の南雲吉則さんが書いた本です。
南雲さんの本は以前も2冊ほど読んだことがあります。今回はどんな内容だろうかとワクワクしながら読みました。
なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか? カリスマ外科医が教える脳と心の使い方
- 作者: 南雲吉則
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: 単行本
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この本は、ズバリ集中力がないと実感している方に読んでほしいと思います。
さて、この南雲さんのことを知ったのは、数年前に以前TVで出演されていたのを見かけたのがきっかけです。それで南雲さんの本を読んで、いろいろ学ばせてもらったのでした。
当時は納得していませんでしたが、1日1食という習慣を教えてもらったのも南雲さんの本からでした。
この本の内容は、文字どおり集中力を上げるための習慣が紹介されています。その内容の全てはここで触れることはできませんが、一部を紹介したいと思います。
その前に、この本で南雲さんのお父さんの話を知ることができました。
お父さんが偉大で、なんとかお父さんを越えようと決断して、勉学に励んでいく南雲少年が紹介されていて、おそらく、この父親を超えていきたいという気持ちが、目標を設定させて、そして最終的に集中力を生み出すきっかけになったのではないかと思います。
そこで、感じたのは、テクニックや習慣もさることながら、目標を持つことの重要性でした。お父さんを超えたいという気持ちがなかったのなら、南雲さんがここまで時の人になることもなかったかもしれません。
その意味では、間接的ですが、適切な目標、それも長期的なものを持つことの重要性を教えてくれています。
さて、この本で紹介されていることに移りましょう。
印象に残ったことは、以下の4つです。
①睡眠をしっかりとること
②残業しないこと
③昼食を取らないこと
④食品で使用されている脂に気をつけること
①睡眠をしっかりとること
睡眠をとることの重要性が語られています。最低睡眠時間についても触れられていますが、意外と短いのでびっくりしました。
②残業しないこと
もともと人間は、昼活動する動物だとのこと。よってそのことを無視して、夜活動する、つまり残業は体に悪影響を及ぼす活動だということが語られています。
③昼食を取らないこと
昼食をとる意味がないことを教えてくれます。これは千田拓哉さんの本でも紹介されていた話なので、すんなり耳に入ってきました。
もし、昼食をとるのなら、糖質主体の食事を避けて、本書で紹介されている食品をつまむことがいいそうです。これらの食品はコンビニでも買えますので。
④食品で使用されている脂に気をつけること
人工的に精製された脂は取らないこと。仮にとった場合、どんな作用が人間を襲うのかが紹介されています。特にサラダ油やマーガリンが脳の炎症を起こすという話は、他の本でも読んだことがあり、改めて注意する必要があると実感させられました。
他にもいろいろな視点から集中力を上げるテクニックや習慣が紹介されていて、読むのが非常に楽しかったです。
また、南雲さんの別の著書も読んでみようと思いました。
著者の南雲吉則さん、編集協力の宇山恵子さん、装丁・本文デザイン担当の菊池祐さん、撮影担当の高木昭仁さん、図版担当の株式会社ウエイドの渡辺信吾さん、株式会社KADOKAWAの皆様、集中力を上げる習慣を教えてくれる本を出版していただきありがとうございました。