nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『はだかの王さま』を読んで

 経営破綻を2度にわたり引き起こした、与沢翼さんが書いた失敗しないための法則本です。この人の秒速で億をかせぐというフレーズは数年前に、よく書店で見かけました。どんな人かはまったくわからなかったので、彼の書籍には手を出さなかったのです。

破綻後、再々度復活して、今はシンガポールに在住のようです。今度こそ成功し続けられるといいですね。

 今回は、次の3名の方に読んで欲しいと思います。

 ①起業をしてビジネスを始めた方

 ②お金で苦労している方

 ③失敗をするということを知りたい方

 

 与沢さんの2度目の破綻は、税金を納入できなかったために発生したそうです。このときまで、彼は、お金の管理を放置して、遊びにお金を使い放題だった模様。

 その様子が、この本の中で随所で語られています。

 本命の女性がいるにもかかわらず、若い女性に手を出して、 数百万円を使い込んだ話など、成功者としてハマってしまったトラップを今後どう回避していくかの、与沢さんなりの注意点が語られています。

 さすがに普通の人は、財布に200万円入れて使いまくったり、超高級マンションに住むということはしないと思います。彼はお金があった当時、それらをやったが故に、資金繰りで苦しむことになりました。

 そして、資金ショートしたことで、彼は手のひらを返すように態度を変える人と、暖かく手をさしのばしてくれる人と知ることになります。

 本では、あまりリアルな話は書かれておらず、どちらかといえば教訓集です。

 与沢さんのスケールで考えると、当てはまる方は少ないでしょう。なので、スケールを小さくして考えたらいいと思うのです。

 

 アマゾンの書評では大したことがないと書き込まれていましたが、リアルな実録よりもいいと、私は思います。比較的平易にまとめてあり、読みやすいです。

 この内容を彼自身の特殊な状況だと思わずに、自分のことで考え直したら、どんなバカなことをやっているか気がつけるきっかけになると思います。

 (たとえば、1万円単位のお金の使い方を考えてみるなど。)

 

 ただし、本編の内容で一点気になったことが、それは本人は2度経営破綻を引き起こしていること。今回の教訓をまとめただけで、今後うまくやっていけるのかなと気になります。

 この教訓をもとに、おかしなことをしないようにしていくためには、次のことが必要だと考えています。

 ①お金を無駄遣いしない環境を整える。

 ②是正できる仕組み(チーム)を作る。

 今度は、おかしなことをしないようにするための対策が、この本では書かれていません。多分、やっていると思いますが、その辺をすこし知りたかったですね。

 いずれにせよ、与沢さんの飽き性が、会社を継続するのには悪影響を与えているように感じます。いい番頭さんを採用されたほうがいいかもなと感じました。

 内容は、よく噛み締めておきたいですね。

 

 著者の与沢さん、株式会社KADOKAWAの皆さま、編集を担当された角川学芸出版編集部の皆さま、いろいろ教訓になる本を出版していただきありがとうございました。やはり好きなことをやるのは大事なのですね。