不合理な行動とは?
ダン・アリエリー教授の「予想通り不合理」を読んだ。
この本には、後から考えるとどうみても、自分にとって損をする行動をしてしまう事例が大量に載せられている。
これがじつに興味深かった。なぜ、こんなに不合理な行動をとってしまうのか?信じられない事例が…
私にとって印象に残ったは、アンカーリングだった。
何かを経験すると、そのときの経験に縛られた判断をするようになるということ。
私の事例でいうと、1年前に15万円のスーツを購入したことがあった。その経験から値段の安いスーツに対して偏見をもっていた。別のオーダーメイドスーツのショップの店員さんと仲良くなり、勧められた9万円のスーツを購入したときに違和感を感じたのだった。
しかし、その違和感は杞憂で、9万円のスーツも良かったのだった。下手に色眼鏡をはめてみないほうがいいという経験をえた。(これに縛られる可能性もあるが)
他にも事例があって、企業が朝礼を行う際、行動規範等の読み合わせを行うことは、実は重要な意味があることを教えてくれた。詳しくは本書を読んでみてください。
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 文庫
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