nishiikatsumi’s diary

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COCOAアプリの不具合が教える不都合な現実

コロナウィルスの感染者への濃厚接触者への通知を行うアプリCOCOAに不具合があった。

www.itmedia.co.jp

 

問題のCOCOAソースコードはこちら。

github.com

github.com

 

私は不具合に関して、以下のツィートで知った。

まず、早稲田大学野口悠紀雄先生から、運用上の問題をツィートで知った。

 

つまり、感染者の登録が大幅に遅延していること。

そして次原悦子さんから、感染者と接触があってもCOCOAの通知が来ないとツィートで知った。

 

この辺から大騒ぎになった。

今回の原因は、グーグルのAPI変更や追加に対して、COCOAアプリの開発が追随できていなかったこと。

 

この事件から教えてくれる不都合な現実は、

ソフトウェアは継続的に改修しないと、すぐにゴミになるということ。

 

お役所仕事をしている人には信じ難い現実かもしれないが、そういうこと。

私もソフトウェアのバージョンアップを行うことがあるが、

 

API変更というのはよくあり、APIを使うプログラムを改修しないと動かないことがよくある。

業者に発注して、納品をしてもらえば数年使えるという時代ではなくなったのだ。

 

もちろん、この現実は今のプログラマーにとっては当たり前なのだが。

 

官庁の方々は、この事件でその現実に気付いたと思う。

今後の対応に期待したい。