nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『トヨタの段取り』を読んで

 トヨタに勤務していた方々で構成されているOJTソリューションズという会社が作成した「トヨタの段取り」という本です。以前、「トヨタの片付け」という本を紹介しましたが、そのシリーズの本です。

 「トヨタの片付け」を読んで以降、このシリーズで出版される本を見つけたら、手にとって見るようにしています。今回も「トヨタの片付け」同様に大事なことが書かれていました。

トヨタの段取り

トヨタの段取り

 

  この本は、次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • 仕事に潰されそうになっている会社員
  • 家事の段取りがうまくできない主婦
  • 難しいプロジェクトを担当しているマネージャー

 段取りがうまくいけば、プロジェクトは予定どおり進行していきます。しかし、そうでなかったら、プロジェクトは失敗してしまいます。

 プロジェクトを成功させる要素の1つが段取りであることは間違いありません。では、この段取りをうまく考え、実行していくための秘訣はないのか?

 そんな疑問に答えてくれる本です。

 無駄をなくして、早く終了させ、計画通りに進める、これら3つのことをどうやって実現していくかが、細かく各項目でまとめられています。

 読んでみると、一見、そんなの当たり前だと感じる内容もあります。しかし、言われれば当たり前と感じることが、行動に活かせていないケースもあるでしょう。各項目を注意して読んでいく必要があると思います。

 

 では、いつも通り、印象に残ったことを挙げておきます。

 ①段取りは「How」ではなく「Why」

 ②ギリギリまで着手してはならない

 ③品質は工程で作りこむ

 ④計画と同時に問題点をあぶり出す

 ⑤「7つのムダ」に宝が眠っている

   ●仕事を「在庫」にしてはいけない。在庫のムダ

   ●「一筆書き」で仕事をする。運搬のムダ

 ⑥「結果」だけでなく「プロセス」をチェックする

 ⑦資料は「プロセス」を見せる

 

 ④計画と同時に問題点をあぶり出す

 これは、今、身にしみて理解していることです。私はプログラマとして業務を行っていますが、開発案件がなかなかスケジュール通りに処理できません。この原因は何かを教えてくれる良い指摘だったと思います。

 その原因とは、プロジェクトの最初の検討時に、問題点のリストアップと解決案の作成について、怠っていることでした。少なくとも、プロジェクト終了時の時のように明確になっていないことが問題でした。

 この項目は、これについて真摯に向き合うことを教えてくれたので、印象に残りました。

 ⑥「結果」だけでなく「プロセス」をチェックする

 Plan-Do-Check-Act、つまりPDCAのサイクルを回していくことが、プロジェクト進行時には重要ですが、ほとんどの人がこのチェックのプロセスをできていないと著者は語ります。

 これも納得で、確かに前回のプロジェクトと比較して、改善がうまくいっていないのは、やはり、こうしたチェックができていないからだと。

 上記、2つが特に印象に残った項目でした。

 

 トヨタの話だけあって、これらは組織だけではなく、個人のアクションとしても落とし込めるようになっています。今日から、前述の2項目に関しては実践していきます。

 

 著者のOJTソリューションズの皆様、本文デザイン担当の高橋明香さん、DTP担当のキャップスの皆様、印刷担当の暁印刷の皆様、製本担当のBBCの皆様、株式会社KADOKAWAの皆様、仕事に役立つ本を出版していただきありがとうございました。