OECDの報告って本当。
昨年度は、残業の話題が多かった。
そして、日本企業のホワイトカラーの生産性が低いと話題になった。
最近まで、それに疑問を感じていなかったのだが、その根拠になったOECDの報告って、どういう根拠で日本人の生産性が低いと言っているのだろうか?と思った。
そのきっかけはこうだった。
実は、あるところで聞いたのだが、外国のソフトウェア企業からソフトウェアを導入した。その際に、当初は導入先の会社の担当エンジニアを他の業務に回すことができるという話だったのだ。
しかし、実際は導入したソフトウェアがバグが多く、受入検査を真剣に実施しないと導入できない。また、バグの混入しているケースによってはバージョンアップを導入できない事例がでてきたのだった。その業界では知られている有名な企業なので、びっくりしたのだった。
こんなものづくりをしているのだ。
すくなくとも、日本の家電製品で使用されているソフトウェアでこんなケースに至ったことはない。
バグがあっても平然とリリースする、そんな姿勢であれば時短は可能だ。仕事をしないのだから。品質を考えた場合、絶対に死守する品質の程度は日本企業の方が上だと思う。
問題は、その品質を保持するために必要な期間を、日本の経営者があまく見積もっていないかという点だった。株価を上昇させるために株主を意識した経営をやりすぎているのではないかと思う。長期的な視点にたって計画を遂行していくことをやっていないと思われるのだ。
バグが混入していてもリリースするという姿勢は、顧客としてやってほしくない。ただし、欧米の開発期間で日本の企業が製品を開発しようとした場合、無理があるのではないかなと思ったのだった。
下記の本は、上記の内容とは違うけど、欧米のやり方を何も考えずに真似るのは非常に危険だと教えてくれた本。
真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書)
- 作者: 中野剛志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 新書
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