プログラミング教育は必要?
最近、プログラミング教育の本がたくさん出版されていますね。プログラミングを学べば、論理的思考が養われるとか、さも主張する記事も増えてきました。
みなさんは、この主張をどう考えていますか?
そういえば、マイクロソフトのビル・ゲイツさんやグーグルのラリー・ペイジさんも、元々はプログラマーですから、役に立つスキルと考えているかもしれません。
私の考えは、こうです。
確かに役に立つスキルであるのは事実です。
そうでなければプログラマーという職種は存在しないですからね。
ただし、プログラミングは、やりたいことをプログラミング言語に書き落とすのが、おもな仕事です。
じつは、私も以前誤解していたのですが、最初はプログラミング言語の知識があれば、プログラミングは余裕でできると考えていました。
しかし、実際は、そうではなく、言語の理解は基本で、段取りを作り上げていく力の方が重要でした。
その段取りの上げていくのに、最適な教育はじつはプログラミングではありません。
シニアエンジニアに教わったことですが、プログラミングのキーとなる力は、論理的な文章が書けるかどうかでした。つまり国語の勉強です。
なので、確かに論理的思考を鍛える機会にはなると思います。でも、そのためにわざわざパソコンを用意して力を入れてプログラミングする必要はないと思います。
本を読んだり、ブログ投稿をするだけでも思考は鍛えられるというのが私の見解です。
他人の文章の理解や文章を組み立てる際に相当、頭を使うからです。
一冊だけの読書で変わるということはないでしょう。でも、一万冊を超えたらどうでしょう。先に出たビル・ゲイツさんも、相当な読書家ですよね。