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nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books and Programming

『史上最強の人生戦略マニュアル』を読んで

 20年以上にわたって戦略的人生設計の分野で活躍してきたアメリカのコンサルタント、フィリップ・マグローさんの本です。彼は、オプラ・ウィンフリーの牛肉に関する訴訟で一躍有名になり、その後、トーク番組の司会者に転身を果たした方です。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 

 この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • 今の人生に違和感を感じている人
  • イライラしている人
  • 夢が実現しないのは、なぜかわからない人

 

 まず、この本についている勝間和代さんの「はじめに」の内容がいいので、それを読んでみてほしいです。それで、この本の意図するところがわかると思います。まず、それを読んで、どう感じるか?必要と思えば、この本を手に取る必要があるでしょう。

 では、この本の内容に移りましょう。

 この本は、文字どおり人生の戦略について語った本です。最初にインパクトのある事例として、オプラ・ウィンフリーの訴訟に対しての話が紹介されています。

 個人的に印象に残ったのは、オプラさんのエピソードよりも、幼いころ祖父に性的ないたずらを繰り返しされてきたジェ二ーさんのケース。亡くなった祖父の陰に縛られて、彼女の生活は暗く澱んだものになっていました。

 彼女は、自分自身が汚れていると感じていた。マグローさんは、そんな彼女を目覚めさせるようカウンセリングを行っていきました。彼女は立ち直ることを決断し、自分に纏い付く祖父の影を払っていく。

 この後、どんな展開になっていったかは、この本を読んで、お楽しみです。私にとってのこの本のクライマックスはこのエピソードでした。

 

 この本では、多くの人が、自分を欺いていることを語ります。その方が問題を直視しないで済むという見返りを得ながら、何もせずに過ごしているという事実に触れています。

 しかし、問題は、自動的に解決はしないとのこと。(ここが以前、読んだ斎藤一人さんの本の見解とは異なるところです。一人さんは、どうしようもないと思える問題も時間が解決してくれると語っています。)

 後半では、そうした人生をどう変えていくべきかの処方箋となっています。

 自分に対するワークもあり、そのワークを通じて、どこに価値観を置いているのかなどが明らかにしていけると思います。

 

 マグローさんの主張したいことは、最初の3章程度を読めば、把握できると思います。マグローさんが言いたいことは繰り返しますが、「問題を起こしたのは自分であり、自分が解決しない限り問題が自動的に解決することはない。」です。

 

 自分の人生に責任を取るという考え方を示してくれた、この本に感謝したいと思います。

 著者のフィリップ・マグローさん、翻訳者の勝間和代さん、そしてきこ書房の関係者の皆様、素晴らしい本を出版していただきありがとうございました。