『可愛いままで年収1000万円』を読んで
ワークライフスタイリストの宮本さんが書いた本です。この本は実は、紀伊國屋書店横浜店で見かけたときから気になっていました。いずれ買おうと思っていましたが、先日、有隣堂書店海老名ららぽーと店にお邪魔した際に、見かけたので、手に取ってみました。
男性がこういう色合いの本を取るのは結構勇気がいるものですね。
内容も女性向けなので、買うべきではなかったかもしれませんが、面白く読ませてもらいました。
この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。
①今、やる気をなくしている女性社員の方
②ドリームを実現したい方
③リッチになりたい方
この本は、宮本さんが実際に、起業で行ってきたことを解説してくれています。もちろん、語られるのはテクニックではない。それは、心構えの話が主です。
なぜ、年収千万円以上を超える収入を得られるようになったのか?これを知りたければ、読んでみるしかないでしょう。
読んでみると、彼女がなぜ、収入をアップできたのかが見えてきます。
まず、彼女がやったことは具体的になりたいライフスタイルをイメージしたことです。そして、彼女は「好きなこと」とは何かを徹底的に追及していき、「好きなこと」をリストアップしていく。
これが、重要だと語ります。
そして、夢に向かって走りだす。走りだすときの注意点は本書を読んでみてください。意外と思われる注意点が書いてあります。
そして、こういう言葉で書いてありませんが、Plan→Do→Check→Act、つまりPDCAのサイクルを徹底的に回していくことが書かれています。
その時の失敗談が面白おかしく書かれています。
この本の中では、ドリームを実現するにあたり、ドリームキラーの話も出てきており、そういう他人のネガティブな意見に関して注意する必要があることも書かれています。
思いたったら即実行の彼女のストーリーは、面白く、なぜ成功したのかが、スムーズに理解できます。後半は、主にマインドの話です。
特に後半の話は、恵まれていないと感じる人にとっては、極めて重要な話なので、注意して読んでほしいと思います。
私の感想としては、「好きなもの」をはっきりさせるという話が、心に突き刺さりました。これができていないと何もかも中途半端になることを実感させられました。
これが、いい気づきでした。今後、好きなものを明確にしていくことで、物事に対して中途半端に妥協することがないようにしていきます。
この本の内容は、おそらく誰でも実践できることだろうと思います。ただ、好きなことは人それぞれなので、同じになるということはないでしょう。
改めて、「好きなもの」、「なりたいライフスタイル」を明確にすることの重要性に気付かされたので、良かったです。
著者の宮本佳実さん、装幀担当の豊原二三夫さん、写真担当のスタジオSparkleの皆様、DTP担当のNOAHの皆様、校正担当の鷗来堂の皆様、印刷・製本担当の萩原印刷の皆様、WAVE出版の皆様、「好きなこと」を見つける重要性を教えてくれる本を出版していただき、ありがとうございました。