nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

『超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか』を読んで

 かたづけ士の小松さんが書かれた本です。他の本でベストセラーになっていて、読まれた方も多いと思います。小松さんの本に初めて出会ったのは、近藤麻理恵さんの「人生がときめくかたづけの魔法」を読んだ頃だと思います。

 以後、新刊が出るたびに購入して読みました。今回の紹介はオフィス整理術の本です。

超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか

超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか

 

  片付けができない人は仕事ができないというのは、本当の話だと思っています。

 実際には長時間残業を行う人に多く見られるように感じています。なぜ、そうなるか?それは自分が担当するべき最も重要な仕事は何か?を考え、それを行う決断ができていないためです。

 逆にそれができれば、時間にゆとりが生まれます。

 そんなことを教えてくれる本でした。

 

 この本では紹介される片付けは、近藤麻理恵さんの片付けとは若干異なり、一気に片付けることを推奨していません。どちらかというと、まず小さく片付けて、片付けたらどんなに気持ちよくなるかを心にインプットして、そこから片付けのモチベーションを上げていく。

 そして、どんどん他の場所に展開していきます。

 片付けの基本は、近藤麻理恵さんの場合は、ときめくかどうかで決めるでしたが、この本では、今使うかどうかです。この決め方には議論の余地があるかもしれませんが、この方法だと結論が出やすいのも事実です。

 そして、実際に小松さんが担当された片付けのケーススタディが紹介されています。その中で、決断できない人ほど片付けができないという事実が明かされています。

 この本の中では、まず一番効果が出やすいデスクの上から片付けを始めて、引き出しの中を片付けていくという手法を取っています。そして、引き出しの片付けも、日常どういう頻度で使用するかの視点を持って、使いやすく片付けやすくなるように整頓していきます。これがすごく参考になりました。

 

 私の体験談を話すと、片付けに出会ってから、時間にゆとりができるようになりました。何が重要なのか?を考えられるようになったことが大きいと思います。

 ただ、まだ整理できていない部分もあるので、この本を読みなして、片付けを続けていきたいと思います。

 

 著者の小松易さん、カバーデザイン担当の渡邊民人さん、カバーイラスト担当の須山奈津希さん、本文デザイン担当の新沼寛子さん、小林麻美さん、印刷・製本担当の大日本印刷株式会社の皆様、株式会社マガジンハウスの皆様、人生をよりよくしてくれる本を出版していただきありがとうございました。