nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

『視点を変えれば運命が変わる!』を読んで

今回、紹介するのは、アメリカで著名な経営コンサルタントであり、作家でもあるブライン・トレーシーさんの本です。著者は、元々は非常に貧しい青年時代を送り、そこから立ち上がって大金持ちになった方です。

 

この本では、10個の思考パターンについて語っています。いい思考と悪い思考の2通りを退避させながら、読者が今後とるべき思考について教えてくれています。

 

では、具体的に見て行きましょう。

紹介されているのは、以下の思考パターン

 ①長期的視点と短期的視点

 ②スロー思考とファスト思考

 ③情報武装思考と情報貧困思考

 ④ゴール重視思考と場当たり反応思考

 ⑤成果思考と9時5時思考

 ⑥ポジティブ思考とネガティブ思考

 ⑦柔軟思考と石頭思考

 ⑧クリエイティブ思考と硬直思考

 ⑨起業家思考とサラリーマン思考

 ⑩金持ち思考と貧乏人思考

 

 これら10個のパターンの中で一番、印象に残ったのが、長期的視点と短期的視点でした。お金持ち、社会的な階級が高い人ほど、長期的な視点を持つそうです。

この本の中で紹介されていた、エドワード・バンフィールド博士の研究結果が、それを証明しているとのこと。長期的な視点が人生をかえる鍵だそうです。

富裕層の時間的な視点は最低でも数年、長いと世代をまたぐそうです。

長期的な視点を持つと何がいいのか?短期的な、場当たり的な欲望に振り回されなくなり、自分が本当に望むこと注力できるからだなと感じました。

よくわかる実例としては、お金の使い道ですが、短期的な思考だと散財するケースが多いと思います。長期的な視点で本当に欲しいものは何かを考えて行くと有意義な使い方ができそうですね。

こうして、長期的な視点を持つことで人生を大きく変えていける、そんな研究結果を紹介しながら、進んで行きます。

この考え方を知るだけでも、読んで良かったと思っています。他にも残り9個のパターンが書いてあり、自分の思考パターンを見直す、いい内容になっています。

 

読んで見て、気がついたのですが、この本は思考パターンの対比を語るだけでなく、実際に読者が今後、ひどい状況を改善するためには、どうしたらいいかの手法を教えてくれています。具体的なハウツーに落とし込まれています。ただし、熟練の域に到達するには苦労しそう。ひたすらレッスンあるのみといった感じです。

 

 まさにブライアン・トレーシーの塾という感じで、各章末には問題が設定されています。それを答えることで、自分の内面で何を求めているのか?どうしていけばいいのかが明確になるようになっています。

 あなたにとって、本当に望む人生は何でしょうか?自分の思考パターンの癖を見直しながら、考える機会を与えてくれる良著です。

 

著者のブライアン・トレーシーさん、翻訳者の田中考顕さん、翻訳協力の山本泉さん、装丁担当の渡邊民人さん、本文デザイン・DTP担当の清水真理子さん、きこ書房のみなさん、思考の癖を変えていくきっかけを与えてくれるいい本を出版していただきありがとうございました。原著を読んでから、翻訳が早く出版されないかなと思って、はや数年。ようやく手に取ることができて本当に良かったです。ありがとうございます。

 

これだけじゃわからん、実際に読んでみたい方は、以下のリンクから購入してみてください。 

視点を変えれば運命が変わる!

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なお、Kindle本はこちらから 

視点を変えれば運命が変わる!

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