nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書きノート」を使うのか?』を読んで

 今回は久しぶりに読書感想文です。

 このブログに期待されているのは、これだと思いますが、長いこと書かなくてごめんなさい。

 

 今回紹介するのは、外資系コンサルはなぜ、あえて「手書きノート」を使うのか?という本です。著者の太田あやさんは、東大生のノートの本など、数々のノート術の本を書いている方でした。

 この本を買ったきっかけは、手書き?、この時代に手書きなの?という疑問があったからです。

 

 では、早速紹介に入っていきましょう。

 この本では文字通り、外資系でコンサルタントをしている方10名のノートが紹介されています。彼らの実績は申し分なく、素晴らしいの一言に尽きます。

 

 この本で紹介されている外資系、コンサルの方は、以下の通りです。

 読んでみて、わかったことですが、紹介されている方々のノートは全てオリジナル。

 つまり、みんな異なる手法で使っているのだ。これは正直、驚かされたことだった。

 

 例えば、澤さんの例を挙げると、ただ、社外のセミナーをメモするためにノートを使うのではなく、実際にプレゼンを行うことを考えてメモをするのだ。

 そのノートの1ページの写真がこの本に掲載されているのでみてほしい。

 単純に言われたことをメモするのではなく、自分なりにどうアウトプットするのかを意識して、メモする。

 そんなことを考えてメモしてこなかったので、これは結構新鮮だった。

 澤さんの場合は、プレゼンを行うことが多いので、プレゼンするなら、こんな内容でやりたいというまとめ方になっているようだ。

 

 10人のコンサルタントが愛用しているノートやペンが紹介されるが、その中でiPadを使ってメモする人もいた。

 手書きなのに?と思ったが、実際にiPadApple Pencilでメモを取って活用している。

 ただし、私の感想では、手書きなら普通にノートを使った方がいいように感じた。

 iPadでメモアプリを開く速度の遅さを考えると、あまり効率的にメモできると思えないのが一番の理由。

 そして、手書きの電子データは、タグをつけないと検索できない。そのタグをつけるのが面倒というのがもうひとつの理由。

 

 それらを覚悟すれば、かさばらないし、扱いやすいと思います。

 

 ちょっと脱線するが、

 また、この本で知って、昨日実感したことだが、パワーポイントを使うとき、コンセプトがまとまり、原案が紙に描き落としてから取り掛からないと非常に時間を浪費するという話があった。

 これは昨日、資料を作っていて、しっかり考えないで成り行きでソフトウェアを使うと、時間を浪費するという経験をして納得した。

 ノート術という範疇にとどまらず、資料作成の面からのなるほどと思う解説が入っていたのが、印象に残りました。

 

 ノート術に関して、人のノートなんてと思う方もいるかもしれないが、意外に参考になる点があると思う。ぜひ読んでみてほしい1冊です。

 

 著者の太田あやさん、編集の田中怜子さん、制作担当の渡邉理香さん、川本弥生さん、装丁担当の西垂水敦さん、太田斐子さん、レイアウト担当の本橋雅文さん、株式会社KADOKAWAの皆様、ノートの活用を教えてくれる本を出版していただきありがとうございました。

 

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