nishiikatsumi’s diary

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『マシュマロ・テスト』を読んで

 皆さんは「マシュマロ・テスト」と呼ばれるテストをご存知でしょうか?

 私は、数年前にシーナ・アイエンガーさんの「選択の科学」という本で、このテストのことを知りました。このテストの詳細は後で書くとして、このテストの詳細は実は知りませんでした。

 書店にこの本が並んだ時も、当初はあのテストだろ知っているよと思って、購入していませんでした。ですが、八王子駅北口のくまざわ書店で、この本を見かけたとき直感がこの本を買いなさいと言ってきたので、思い切って買いました。

 買ってよかった本です。

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

 

  この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。

  • 自分の人生の目標をなかなか達成できないい方
  • 幼い子供を持つ親
  • 自分の人生を変えたいと思っている方

 「マシュマロ・テスト」、これはこんなテストです。

 幼い子供の目の前にお菓子(主にマシュマロ)を1個置きます。20分間、お菓子を食べないで待つのなら、20分後、もう1個お菓子をあげます。待てない場合(どうしても食べたい場合)は、ベルを鳴らして呼んでください。

 という流れで、幼い子供の自制心をチェックする試みです。

 この本の著者のウォルター・ミシェルさんは、このテストを初めて実施した方です。このテストの後で、面白い事実がわかったので、数十年にわたって追いかけています。その追いかけた結果が、この本にまとめられています。

 

 著者の話では、感情を司るホットシステムと理性が働くクールシステムを人間は持っていて、クールシステムが脳の中で勝つ時、幼い子供は待てるそうです。

 では、クールシステムが有効に動作するのは、どんな時か?ですが。

 これはこの本の中で、サイモン君が明らかにしているように、テストの時に、お菓子のことを考えず、別のことを考えることが重要だとのこと。他にもサイモン君が答えている内容は非常に参考になるので是非一読を。

 このテスト後の著者と著者の娘さんたちとの会話によって、さらに追跡実験を行うことになり、テストをパスした子供が人生の成功を得ている割合が高いことを知り、驚きます。

 ただし、この本の中では、このクールシステムが動作するのは、遺伝ではなく訓練によって向上できるとあり、子供時代では自制心が強くても、大人になってから駄目になるケースもあるそうです。

 

 私は自制心が強いのは、未来を信じる力が強いということだと思っています。

 この本を読む限り、自制心を働かせた場合、感じるであろう欠乏感についての話はあまりなかったように思います。この極度の欠乏感を感じた時に、どのように対処していくかについては、もう少し触れてほしかった感じがします。

 

 この本では、さらに自制心についての調査結果がまとめられていて知りたい方は是非手に取ってみてください。

 

 この本を読んで、自制心というものを見直してみようと思いました。目の前にあると、すぐ手に取ってしまう性格から、一呼吸してから対応を考えるようにしていきます。

 自制していく心の持ち方を維持していくようにします。

 

 著者のウォルター・ミシェルさん、翻訳者の早川浩さん、校正者の永尾郁代さん、印刷担当の精文堂印刷株式会社の皆様、製本担当の大口製本印刷株式会社の皆様、株式会社 早川書房の皆様、私の人生の改善に役立つ本を出版していただき、ありがとうございました。