nishiikatsumi’s diary

Long Live Reading Books

最近読んでいる本 2016年6月28日

 ここのところ、ブログの更新が止まり気味ですね。

 それは、申し訳ないので、少しでもいいから、本から感じたこと、何気なく気づいたことをまとめていこうと思います。

 

 で、最近読んでいる本は、以下のとおりです。複数冊あります。

  • 魂の退社   
魂の退社―会社を辞めるということ。

魂の退社―会社を辞めるということ。

 

 AmazonKindle本で購入。なぜ?読む気になったのかというと、会社を辞めるとはどんなことなのか気になったから。前半は著者が新聞社に勤務した頃のエピソードが出てきて、結構格好良く感じた。後半は、退職したことでのお金に関する現実を知ることになるのです。実は、このお金の部分が非常に参考になった。

 やはり先立つものは必要なのだと実感した次第です。もう少し、読み込んでみますね。ただ、その一方で、絶望感から離れたワクワクを感じたものも事実でした。

 不思議なものです。

 著者の稲垣さんらしい写真を見たけど、とても50代には見えないですよね。ケアがしっかりされているということかな。

 

  • ハロルド・フライの思いもよらぬ巡礼の旅  
ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫)

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫)

 

  ビール工場を半年前に定年退職をしたハロルドの元に一通の手紙が届く。その手紙は、以前会社の同僚だったクウィーニー・ヘネシーという女性から出されたものでした。

 その手紙を読んだハロルドは、彼女がガンで闘病生活を送っていることを知った。ハロルドは、最初は簡単な返信を出すだけにしようと思ったが、なぜかいつの間にか、彼女のいるホスピスまでの徒歩で旅をすることに、この一部始終が描かれた作品。

 はっきり言わせてもらうと、とても長いので、挫折しました。で、後半のハロルドがクウィーニーに会うシーンを読み始めて、クウィーニーの美しい描かれ方に感動。

 買ってよかったと思った1冊でした。挫折したけど、全貌はつかめたので、読み直したいと思っています。

 それで知った、下記の本も購入したので、合わせて読んでいきます。

ハロルド・フライを待ちながら クウィーニー・ヘネシーの愛の歌

ハロルド・フライを待ちながら クウィーニー・ヘネシーの愛の歌

 

 

  •  SOFT SKILLS
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

 

  これは、まだ読みかけの本です。これはソフトウェアエンジニアとして、どうしたらキャリアを構築していけるかを書いた本です。対象となるのは、私のように現職でプログラマーをしている人々です。

 この中では、コーディングの能力よりも、意外に人間関係の方が重要だと知り、驚かされました。プログラマーって優秀な人は、結構癖のある人多そうですから、驚かされた次第です。などなど、数十章にわたり、解説されていくのですが、まだ序盤しか読んでいないので、こんな説明になっています。書評をするのなら、もう少し読んでからですね。

 

  • 未来から選ばれる働き方  

  正直、購入したことを後悔しています。なぜなら、この手の本は、人の恐怖を煽る傾向があるから。この本では、やがてロボットに職を奪われていくというような話も出てきます。今後求められていく人材像を描いていますが、私の実感では、気にしても仕方がないように思います。自分は自分だし、それを自分と言えども、自分を変えていくのは容易でないから。

 いつの世も危機が叫ばれてきたけど、その度に我々は乗り切ってきたのだから、この本のように悲観的に考えなくてもいいような気がしています。こうしなければ、良くないことが起こると言い切りすぎている点で、あまり参考にならないと感じました。

  世の中、この本で語られているほど、単純ではないのですから。

 

  • Quantum Electrodynamics

 ランダウ・リフシッツの理論物理学教程の1冊。ランダウはヘリウムの超流動現象を理論的に解説した非常に優秀なロシアの物理学者で、リフシッツは彼の弟子です。

 この本、日本語版では絶版となり、古本は異常に高いので、Kindle洋書本として購入。少しずつ読んでいます。

 英語なので、一日に数行、忘れたので、もう一度読み直しといったこともあるのと、この本の難解さのために、苦労していますが、楽しいです。

 大学生時代に、何度もわからないと言って壁に頭をぶつけていた日々を思い出します。

 しばし、あの頃を思い出しながら、頑張って読んでいきたいと思います。

 

 まだまだ、読んでいる本はありますが、それはまた後日紹介ということで。

 

 

ドクター ジョン・ディマティーニ 引き寄せの科学を視聴して

 先月の月末にドクター ジョン・ディマティーニのブレイクスルーエクスペリエンスに参加してきました。その時の感動から、ディマティーニさんのセミナー動画を購入することが増えてきました。

 

 先日、購入したのは、引き寄せの科学というものです。

 DVD2枚組で、プレミアムコース?だと、フォローアッププログラムがあり、自分自身が引き寄せたいことを実践してみることにしました。

 まず、DVD 2枚組の方に関して、これは2年前に実施されたらしいディマティーニさんのセミナーを記録したものだと思われます。通訳は、おそらくユール洋子さんでしょうね。

 導入部では、なぜ、引き寄せが失敗するのかで始まります。ロンダ・バーン著の「ザ・シークレット」ではカットされた、引き寄せに関する重要な事実が、このDVDの中で語れていきます。ここは、実際に購入して視聴してみてください。

 ディマティーニさんの語る「引き寄せられない」理由はもっともなことだと思いました。しかし、ほとんどの人にとってはショックな事実だとも感じました。

 セミナーの中では、「ザ・シークレット」を20回読み、「ザ・シークレット」のDVDを20回見たにもかかわらず、希望が実現できないと語る方の例が出てきます。

 しかし、その一方で、たった3年で歌手になったドリーミングガールの話が出てきて、この差が生じる理由が明らかにされました。

 このドリーミングガールはドリームを実現させた時は、なんと13歳だそうです。

 で、このドリーミングガールのようになるための極意が後半で語られています。私が記憶する限り、この状況を経験したのは、受験浪人を経験した2度目の受験の時でした。この時、私は、ディマティーニさんがDVDで語った、文字どおりその状態になれたので、見事に合格するに至った記憶を呼び起こしました。

 で、納得できたのですが、ここで私自身に関する非常に重要な疑問が。「それは自分は何をしたいのだろうか?」ということ。「誘惑にかられることではなく、本心から達成したいと思っていることは何か?」と、これをまとめきれていない自分だということに気がつきました。これでは、ドリームが叶うわけがないですよね。

 しかし、ディマティーニさんは、自分がどうしていきたいのかは自分自身が一番よく知っているとのことです。

 私自身、時間をとって、心の声をしっかり聞く必要がありそうです。

 

 フォローアッププログラムでは、実際に達成したいドリームを実現していくために、自分が何をやっていけばいいのかを指導してくれるようです。今時点では、DVDでも時間をとって触れていたアファメーションについてのフォローアッププログラムの動画を視聴しました。

 アファメーションについては、自分自身、かなり誤解していた部分があったので、フォローアッププログラムの動画は非常に参考になりました。

 

 ただ、まずは自分が何をどうしていきたいのか?考えることから始めたいと思います。なお、ディマティーニさんによると、大抵の場合、本人が心のそこから望む状況になっているとのこと。

 それは、確かにそうだなと思う反面、それを意図していないと思う自分がいることにも気づきます。果たして、「本当の自分が望んでいることとは?」と自分の心に問いかける毎日になりそうです。

 

『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』を読んで

 まず、この小説を書いた著者に謝らなければなるまい。著者に出会ったのは、4月に開催された某ベストセラー作家のセミナーのときだった。

 セミナーの休み時間のわずかな時間で挨拶をしただけなので、おそらく、著者はまったく覚えていないと思います。

 そのときに、この本を電子書籍(Kindle本)で、早速購入したことを告げた。「ありがとう」と言って、著者がにっこり微笑んでくれたのが、印象に残った。セミナー後、すぐに読もうとおもっていたが、なかなか読み終わることができなくて申し訳ありません。

臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

 

 

 さて、この本を読んでほしいのは、今、行き詰まりを感じている方です。

 

 では、この本の内容の前半に触れましょう。

 米国軍人のダディと日本人の妻、花梨に一人の男の子が生まれたことから、物語は、始まります。その男の子の名前はキラといいます。

 キラは、普通の男の子と違う点がありました。それは、髪の毛の色が青色だったこと。これがもとでダディと花梨は離婚。花梨とキラは、この現実の中で生きて行こうとしていました。

 そんな時に、キラは、失われたアークの話を聞いてしまいます。そこから、キラと友達のリク、愛犬のとんびとのアークを求めての旅路が始まります。

 アークにたどり着くための七つの試練を通して、キラとリクは、成長していきます。その様子を見ているのが、心地よく、一気に読み終えました。

 

 この本の中で出てくる七つの試練は、普段私たちが経験していることばかりなので、自分の場合に置き換えることができ、いろいろと学べると思います。

 特に印象に残ったことは、「自分の思考が現実を作る」というくだりでした。悪いことを考えているばかりだと、現実は悪く作られてしまうというのは、確かにそのとおりだなと実感しました。良い思考を選び取っていくことを実践します。

 

 キラとリクの七つの試練を終えた後に明かされたダディの物語に感動、思わず目頭があつくなってしまいました。

 読んでよかったと思いました。著者には、脚本家という立場の活躍だけでなく、作家としての活動も期待しています。よろしくです。

 

 著者の旺季志ずかさん、ブックデザイン担当の鈴木大輔さん、校閲担当の鷗来堂の皆様、編集担当の黒川誠一さん、株式会社サンマーク出版の皆様、自分の人生を変えるヒントに満ちた本を出版していただきありがとうございました。

 

『ブレイクスルー』を読んで

 ベストセラー作家のジャネット・アットウッドさんが主導して、数々の著名人からの執筆をもとに作成された本です。主に成功者と言われる方々をリストアップしています。

 ただし、日本での活動がない方もいるので、読んでみてわからない方もいるでしょう。そんなときには巻末の紹介を見てみましょう。著者たちがどんな方々なのかわかると思います。

ブレイクスルー!

ブレイクスルー!

 

  この本を読んで欲しい方は、やはり自分が今いる状況に納得できない方ですね。

 こんなものではないと思っている方に読んで欲しいと思います。

 

 この本は12編の短編でまとめられています。個性的なストーリーの数々に驚かされると思います。億万長者になった人たちが、こんなことで苦しんでいるのかなどが明かされていて興味深いのです。

 億万長者となった方々にも、当然試練があったことを、この本は教えてくれます。その試練からのギフトをどう受け取るべきかは、この本でジャネットが書いてくれていますので、読んでみてほしいのです。

 この12編の中で、一番印象に残ったのは、バーバラ・エディさんのエピソードです。

 このエピソードの中で、紹介されるバーバラさんが体験した2回の交通事故。1回目は事故直後、通りがった救急車に救われるという奇跡のような話で始まります。

 そして、2回目の事故で、わずか10センチしか離れていない自動車の座席に座っていた妹さんがなくなり、彼女はまたしても奇跡的に助かります。この強烈な体験から、彼女は、幸せを求めることを先送りしないと決断して、行動するようになったと語ります。

 他にも参考になるエピソードがありましたが、このバーバラ・エディさんのエピソードが一番、強烈な印象があった。

 幸せを先送りしない、自分の心の声を素直に聞くことの重要性に気づかされたのでした。

 

 まだ、読んで理解したとは言えない本です。しばらく、読み返して、身につけていきたいと思います。

 

 著者のジャネット・アットウッドさん、クリス・アットウッドさん、マーシー・シャイモフさん、ジェフ・アフレックさん、エレン・ロギンさん、スージー・ステッドマンさん、ジェーン・カヴァノーさん、シャノン・サウス博士、クリフ・トーマス医学博士、シャン・マクリーンさん、スコット・ワーナー博士、バーバラ・エディさん、翻訳者の鶴田豊和さん、装丁担当の重原隆さん、本文デザイン・図版担当の二神さやかさん、DTP担当の山口良二さん、校正担当の鷗来堂の皆様、翻訳担当の夏井幸子さん、藤島みさ子さん、中村安子さん、瀧下哉代さん、服部千佳子さん、遠藤康子さん、翻訳協力の株式会社トランジットの皆様、印刷・製本担当のシナノ印刷株式会社の皆様、フォレスト出版株式会社の皆様、心の声を知るための本を出版していただき、ありがとうございました。

 

『口ぐせだけですべてが変わる』を読んで

 先日、ジョン・グレイさんのセミナーに参加してきました。そのときに、何名かの方と知り合いになりました。今回、紹介するのは、その時に出会った元山さんが書かれた「口ぐせだけですべてが変わる」という本の紹介です。

 
口ぐせだけですべてが変わる──人生を180度好転させる80のことば

口ぐせだけですべてが変わる──人生を180度好転させる80のことば

 

 

 この本を読んで欲しいのは、やはり、最近ついていないと思っている人です。では、この本の内容を一部触れましょう。
 
 著者の元山さんは、口ぐせ本で有名な佐藤富雄さんのお弟子さんです。セミナーで出会ったときには、あまり語られていませんでしたが、佐藤富雄さんからは、相当影響を受けたようです。この本の中にも、随所でそれを感じることができます。
 この本の中でも明かされていますが、実は元山さんはけっこう苦労されています。アルコール中毒の克服やリストラされた話などがでてきていて、大変な人生を歩んでこられたようです。
 
 この本で書かれている口ぐせは、そんなに肩肘張らなくても実践できるものばかりです。80個のフレーズが紹介されています。
 印象に残ったのは、つぎのフレーズです。
 
 ①「私ってついている〜」
 ②「私はお金の神様に愛されている」
 ③「ますます豊かになっていく」
 
 これらの言葉以外にも、有益な言葉が書かれていて、かなり参考になりました。この本自体、文字は多めですが、シンプルに書かれていますので、そんなに苦にならずに読めると思います。
 
 日頃、何気なく言葉を出していると思います。意識して変えていくことの重要性を教えてもらいました。感謝して、今後の生活に生かしていきます。
 
 著者の元山和也さん、出版プロデュースの吉田浩さん、編集協力の塩尻明子さん、造本担当のJKの皆様、印刷担当の新灯印刷株式会社の皆様、製本担当の新風製本株式会社の皆様、株式会社自由国民社の皆様、生き方を見つめ直す本を出版していただきありがとうございました。
 

『羊と鋼の森』を読んで

 今回、紹介するのは、初?の小説、宮下奈都さんが書いた『羊と鋼の森』である。本屋さん大賞にも選出されたそうなので、読まれた方あるいは記憶に残っている方も多いと思います。

羊と鋼の森

羊と鋼の森

 

  この物語は外村という青年が一人の調律師と出会い、調律師の作業を見学するところからスタートする。この一連の作業を見学したことがきっかけとなり、外村は調律師を目指して勉強する。調律師の教育を修了した後、初めて出会った調律師、板鳥と同じ会社に入社する。

 そして、最初は見習いから始まって、調律を依頼してくる人々と先輩社員たちとの付き合いを通して、調律師として成長していく。

 その過程では、必ずしも調律師として成功するわけではなく、失敗したりして顧客を失うことも経験する。

 洗練された調律師の板鳥と比較して、技量的に未熟さを感じながらも、外村は必死に調律を極めて行こうとする。

 

 この本を読んで驚かされたのは、ピアノの調律という世界を、音無しで表現しようと試みていること。音がなくても、なんとなく伝わって来る。著者の表現力の高さを感じてしまう。

 難しい表現を巧みに描いているのを読みながら、小説の世界の奥深さを感じることになった。

 登場人物も魅力的な人間が多く、先輩の秋野、柳が、主人公の成長に力を貸していく過程は微笑ましく読むことができる。

 そして、この小説を読む限り、著者は非常に念入りにピアノの調律の世界を取材していることがうかがえる。小説には取り込めていないが、数多くのエピソードを聞き込んで、そのエッセンスを本編に生かしているように感じる。

 その意味では、賞を取るのも当然だなと感じた。

 読み始めてから、ぐいぐい宮下ワールドに引き込まれ、読み進むことになった。激動を味わうことはなかったが、落ち着いて楽しみながら読むことができた。

 かつて、ある作家さんの本を読んだ時、結末に納得できず、2週間ほど、悶々とした時期があり、それ以降小説を読むのを控えるようになってしまったことがあった。

 この本は展開が非常に早く、しかも楽しみながら読めるのでおすすめである。

 

 今後も、少し小説を読んでみようかな?最近、ビジネス本ばかり読んで偏食気味なのでと思わせる一冊でした。楽しかったです。

 

 著者の宮下奈都さん、株式会社文藝春秋の皆様、洗練された楽しい小説を出版していただきありがとうございました。

 

『「振り回されない」ための60の方法』を読んで

 ご無沙汰しています。最近、執筆家の千田琢哉さんの新刊が書店に置かれていると知り、早速購入しました。

 これでもう千田さんが書かれた本は120冊になるのでしょうか?とにかく、こんな短期間で100冊以上執筆される千田さんにびっくりです。

 

「振り回されない」ための60の方法

「振り回されない」ための60の方法

 

  今回の本は、自分が振り回されると感じていて、そこから抜け出したいと思う人のための本です。

 ただ、今回の本の内容は、いつも千田さんとは異なり、なんとなく優しい感じがします。気のせいかなと思うのですが、いつも、すっぱりと断言するのではなく、落ち着いて説明していく雰囲気を感じます。

 で、早速印象に残った項目ですが、次の4項目になります。

 ①まず、あなたが最初に失敗する。

 ②運を良くしたければ、自分より上手くいっている人の悪口を言わない。

 ③好きなだけ本を買えるお金があれば、ほかには何もいらない。

 ④お金持ちのこだわりは、ビビッ!ときたかどうか。

 

 上記の項目が、この本の中で注目した項目です。この4つは納得です。

 これら4つがどのように解説されているかは、この本を読んでのお楽しみです。千田さんの本を読み続けている人にとっては、ほぼ推測がつくと思います。

 この4つの項目は、今後も自分の中で守り続けていきたいルールです。

 

 著者の千田琢哉さん、ブックデザイン担当のツカダデザインの皆様、印刷・製本担当の株式会社廣済堂の皆様、株式会社廣済堂出版の皆様、人生を振り返る上で参考になる本を出版していただきありがとうございました。