『自分再起動』を読んで
クリス・ギレボーさんの『自分再起動』を読んだ。読むキッカケになったのは、本田直之さんが翻訳に加わっていたという事実を知ったことです。本田さんが参加しているのなら、きっと面白いに違いないと思った。
その直感は大当たりでした。確かに面白かった。
著者のクリスさんは全世界の国々全てを訪問した人です。その視点で人が困難なプロジェクトにチャレンジしていく様子が紹介されていきます。
この困難なプロジェクトを、本著では、クエストと読んでいます。クエストは挑戦をすることで自分の内面を変えていきます。そもそもクエストによって人生を変えるための共通の方法論を探求するところから始まります。この本は、クエストに挑戦した人たちにインタビューを実施して、その結果をまとめたものです。
アメリカのルート66で写真を撮り続けたサンディさん、自転車で全世界を巡る旅をしたトム・アレンさん、バードウォッチングに夢中になったフィービさんなど数多く人たちからクエストの体験談を集めています。
本で書かれているクエストの定義は、非常にレベルの高いものです。(人生を変えるほどのものかどうか?など)
ただし、この本を読む限り、誰しも、このようなクエストを心の中に抱いているように思えます。
私も、自分の心に問いかけてみようと思いました。