『ゆるい生き方』を読んで
ハワイと東京でデュアルライフを送る本田直之さんの本です。
現在の本田さんは、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行っているそうです。
この本は次の3名の方に読んでほしいと思います。
- なんだか、イライラしている人
- 今の自分でいいのだろうかと悩む人
- ライフを充実させたい人
本田さんの本がなかなか面白かったので、他にどんな本があるのだろうかと思って探していたら、見つけたのが、この本です。この本は、レバレッジシリーズのようなビジネスに直接役立つ本というよりは、生き方を再考させる本といった方がいいでしょう。
この本では、今の日本人の生き方に疑問を呈して、ハワイで生きている人たちの生活の充実がどこから来ているのかを見ながら、より良い生活へのスタイルを提案しています。
この本では、その提案が60項目あげられています。
これらの項目は、どれも覚悟を決めれば、簡単に実践できるアドバイスです。
そして、ほとんどが初期投資を必要としていません。考え方を変えて、習慣を変えていくだけです。だから、実践してみれば効果を感じる人は多いと思います。
この本で印象に残ったことを3つあげると
①楽しいか楽しくないかで判断
②本当に足りないのか?を考える
③年賀状を書かない
①楽しいか楽しくないかで判断
ビジネスでは効率を重視するべきだが、私生活までそれを持ち込むと不幸になるとのこと。私生活は楽しめるかどうかで物事の判断をすることの重要性を語ります。
②本当に足りないのか?考える
足りないことに目を向けるのではなく、求める生き方をやめること重要性を考えることを提案しています。確かに案外、物には恵まれていますよね。
足りないのは、生活のでゆとりだという著者の意見には賛成です。
③年賀状を書かない
著者はここ10年近く年賀状を出していないそうです。これに触発されて、私も来年から年賀状をやめることにしました。著者とは異なり、年賀状を書くモチベーションがどうしても湧かなかっただけなのですが…
他にも、無駄を削ってシンプルに生きる、蛍光灯を使わない、エレベーターの閉じるボタンを押さない、などなど、なるほどと思った項目が数多くありました。
繰り返しますが、この本ではレバレッジシリーズのような直接ビジネスに役立つという項目はそんなになかったように思います。ですが、生活に温かみを取り戻す非常に重要な教えを提案してくれています。
上記の3名に該当する方は、ぜひ一読されることを検討してみてください。