『「いつもの」パンがあなたを殺す』を読んで
以前、『GO WILD』を読んだことは少し触れた。『GO WILD』では野生人への生活を取り戻すことが書かれていた。それが人間の生活においてベストな生活であることを解説していた。
GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
- 作者: ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/12/24
- メディア: Kindle版
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『「いつもの」パンがあなたを殺す』という本は、『GO WILD』のように生活全般に触れた本ではなく、人間の食生活を中心に触れた本です。
結論を先に書くと、小麦を使った食品は食べるのをやめなさいということです。
この本の中では、小麦が持つグルテンというタンパク質による悪影響を、事例を交えて解説しています。
グルテンは人間の腸に悪影響を与えるという話があります。その事例は、『GO WILD』や『ジョコビッチの生まれ変わる食事』に詳しく書かれています。
ですが、この本ではさらに踏み込んだ内容になっています。
この本の事例では、心の病など、さまざまな病気で苦しむ人たちが、著者が患者に対して食生活の指導を行うことで改善していく様子を説明します。
食事を変えるとアルツハイマー病になるリスクを激減させることができるのです。
この本の中では、小麦以外でも、炭水化物の悪影響についても説明されていて、食生活にどう活かしていくがわかりやすく説明されています。
私見ですが、炭水化物については、ほとんどすべての加工食品で使用されているため、炭水化物フリーの生活を送るのは、ほぼ無理でしょう。
ですが、減らしていくことは可能です。
脳にダメージを与えないようにするためにも、食品の選択は慎重に行いたいものです。
この本を読んで、私はパンをやめることにしました。今後は、パンをたべずに、パン粉を用いたフライなどの食品も暴飲暴食しないようにしていくつもりです。
やはり和食ってすばらしいと再認識した瞬間でもありました。
本の中では、脳にいい食品、悪い食品の一覧があり、それが食べる内容を決める参考資料になると思います。
また、著者が行っている食生活の改善フローも示されており、その中では食事だけでなく、運動も実施していくと効果的であると書かれています。