就職にあぶれた博士課程の学生は…
今回の内容は炎上するかもしれない。人によっては激怒するだろう。
最近、就職できなかった博士課程の学生の記事が新聞に掲載されるようになった。
希望したポストを得られず、万年学生となり、場合によっては死に至ることも。
可愛そうだなと思う一方で、誰もがうすうす気がついている事実がある。
それは、「その博士課程の学生は優秀なの?そうではないのでは」と。
まず、とびきり優秀なら就職に困らないはずだ。
なぜ、困るかと言うと
- 彼らが優秀ではないこと
- 彼らが就職しようとする組織がお金の流れの中にないこと
の2つが重なっているからだと思う。
まず、彼らが優秀であれば、そもそも博士課程に進学しないだろう。
優秀なら、自分の実力がどの程度か的確に見積もることができるはず。
とびきり優秀ならともかく、進路を真剣に考えたときにポストがない道を選ばないはずだ。
就職面接の際、経営者の立場から見て、学部卒で5年社会人経験を積んだ社員と彼らを比較することになる。
比較の結果、就職できるほどの博士課程の学生は少ないというのが事実だろう。
5年目の会社員は優秀な人なら、雑務ではなく製品企画などもこなし、リーダーとして活躍しているのだから。
2つ目のお金の流れの件は、容易に理解できると思う。
お金が入ってこない組織はポストが増えないからだ。※組織が拡大できないから。
少なくとも、お金の流れの中に自分の身を置くというのは、非常に重要なのだ。